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更新日:2025.09.03 / 掲載日:2025.09.03
新型プレリュード《流麗デザインの秘密》
正式発表間近! 話題のハイブリッドスポーツ
「操る喜び」を体現する次世代スポーツとして9月に登場予定の新型プレリュード。最新ハイブリッドを搭載する走行メカニズムのみならず、内外装のデザインも相当に凝った内容が注がれている。ここではプレリュードの姿かたちの魅力を中心に解説してみたい。
●文:川島茂夫 ●写真:月刊自家用車編集部
HONDA 新型プレリュード(プロトタイプ)流麗デザインの秘密

”速さ"が売りにあらず。大人に似合う上級クーペ
前モデルの5代目プレリュードが販売を終了してから24年、プレリュードはついに復活を遂げることになる。足回りはシビック・タイプRをベースとし、ブレンボ製ブレーキも装備するが、新型は加速やコーナリング限界を追求するモデルではない。
エクステリアのイメージも、力強さよりエレガントな印象が強め。フェンダーまわりはやや張り出し気味だが、滑らかに連続する曲面が多く用いられるなど、洗練された佇まいを感じさせるスタイリンだ。新型の開発コンセプトには、グライダーを模した空力設計が挙げられているが、面構成や曲面の使い方を見ると、そのコンセプトを納得することができる。
キャビンまわりも運転感覚、快適性を強く意識した設計。コンパクトに集中配置された操作スイッチや、視認性に優れた表示パネルなど、ドライバー中心の機能性を備えながらも、出来の良いシートや厚みを感じさせる革包みソフトパッド仕立てのトリムを用いることで、寛ぎ感も上手に追求している。クラス上のラグジュアリークーペを思わせる内容だ。
ただ後席は、レッグスペースこそ確保されているものの、ヘッドルームには余裕がない。身長160cmでも厳しそうなくらいなので、あくまでもプラス2的なスペースと考えるべき。ただ、狭いながらも後席があることが、運用上の余裕を感じさせるのは間違いなく、2名乗車時には、ゴルフバッグ2個の積載も可能だろう。
初代の印象が鮮烈だったせいか、プレリュードはカップルズツアラーとしてのイメージが強く、再登場した新型にも同様の印象を感じてしまう。プロトモデルを試乗した感触でも、ことさらファントゥドライブを追求するタイプではなく、ドライバーも同乗者もドライブが楽しめるような大人のスポーティカーに仕上がっていた。
世代を問わず、カップルが二人で過ごす時間を彩るクルマとして、面白い立ち位置を手に入れそうだ。





より個性を引き出してくれる純正アクセサリーも発表

新型プレリュードの先行情報サイトのオープンに合わせて、ホンダアクセスから発売される純正アクセサリーも発表された。これらのアクセサリーは、新型のスポーティな個性をさらに高めることを目指し開発されたもの。
エクステリアとインテリアの両方でアイテムが用意されており、とくに注目されるのが「Sports Style」と名付けられたコーディネートで「テールゲートスポイラー」「19インチアルミホイール」「フロントロアースカート」で構成される。


