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更新日:2025.07.29 / 掲載日:2025.07.29
新型RAV4の全貌〜キャビン&ユーティリティ〜
2025年5月21日、東京・有明アリーナで新型RAV4が世界初公開された。かねてから噂となっていた6代目RAV4は、トヨタ進める次世代の開発手法の第一弾の大役を担う期待のモデルだった。販売開始はまだ先で発表内容も限られるが、実車展示を踏まえ、新型RAV4について現在わかるすべてをお伝えする。
●文:川島茂夫 ●写真:澤田和久/編集部/TOYOTA
※新型RAV4の写真はすべてプロトタイプ。一部海外仕様を含む。
新型RAV4〜キャビン&ユーティリティ〜
車載ITはもちろん最新。使い勝手も向上している
キャビンスペースは目視や体感ではこれまでとほぼ同じで、大柄な大人4名乗車でもゆとりがある。メーカー発表資料ではタンデムディスタンス及び前席のカップルディスタンス、床面からの前席座面高は現行型と共通している。
次期モデルのキャビン実用性は利便性の向上がセールスポイントとなり、荷室奥行きは現行型とさほど変わらないが、荷室容量は+16ℓの749ℓに拡大。リヤゲート部の掃き出し段差の縮小や後席格納時の床面をフラットにするなど、レジャーや普段使いでの扱いやすさを高めた設計となった。
インパネ周りは現行型と比較すれば如何にもIT時代のコックピットといったデザインになった。ステアリングの先にはメーターパネルがあり、センターディスプレイと共にタブレットを模したようなデザインで仕立てられている。
内装デザインはモダン家具を思わせるもので、SUV感やスポーツ感は比較的薄め。機能的な要素は近未来的な造形の中に目立たないように織り込まれている。
個人的にはコア系が外観との相性がよく、ファミリー&レジャー用途主体に日常用途までカバーし、次世代SUVとして展開するモデルらしいインテリアに思えた。



新型RAV4 タイプ比較
差し色や加飾のほかシフトノブに違いがある
新型はタブレット状の大型ディスプレイなど今風の見た目となったが、表示や操作系の配置や機能は従来型と大きく変わらない。タイプ差については国内仕様の正式発表前なので詳細は不明。展示車を見た範囲では内装には外観ほどのタイプ差は感じられない。配色や加飾、シート素材などの一般的な差異のほか、シフトノブの違いが目を引く程度だっ。

新型RAV4 コア


新型RAV4 アドベンチャー


新型RAV4 GRスポーツ








【新×旧】キャビン&ユーティリティ
体感的な開放感が大きく、操作感は違和感なし
インパネの上縁が低くなったせいか現行型よりも開放感が高まったように感じられた。もっとも、レッグスペースやヘッドルームなど寸法面の余裕は大差なく、全長4.6mの車体ながら大柄な大人4名の長時間ツーリングに十分なスペースと居心地を備えている。近未来的なテイストのインテリアデザインながら馴染みやすい操作系も好感が持てる。
RAV4 従来モデル



