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更新日:2025.07.09 / 掲載日:2025.07.09
ベントレー初のBEVのデザインを予告? コンセプトモデル「EXP15」披露

ベントレー モーターズは現地時間の7月8日、最新のラグジュアリー ビジョン コンセプト「EXP 15」を公開した。
クラシック×未来を融合したデザインビジョン

同モデルは、伝統的なモデルから着想を得ながら、未来を再構築し、過去と未来をつなぐベントレーのビジョンを体現したコンセプトカー。フルサイズのエクステリアと、バーチャルリアリティによるインテリアが組み合わされたEXP 15は、2026年に公開予定のブランド初となる電気自動車に向けたデザインのヒントを示すものとしている。

全長5メートルのエクステリアは、1930年製のベントレー「スピード シックス ガーニー ナッティング スポーツマン クーペ」のオマージュで、直立した象徴的なグリル、ロングノーズのボンネット、後方に配置されたキャビンというクラシックなプロポーションを採用している。
現代的なエクステリアサーフェス処理、先進的なライティングディテール、アクティブエアロパーツなどを組み合わせることで、2025年におけるベントレーのコンセプトカーとして、過去と未来のクラフツマンシップの美学を巧みに融合させた。

フロントには、車両側面に向かって配されたスリムな4本のストリップライトを搭載。上部2本は垂直に、下部2本は内側に向かって曲げられ、ホイールアーチの内側に沿うように配置することで、車体の輪郭をシャープに際立たせる効果をもたらす。
これらのライトは、大型フロントグリルの輪郭を縁取る役割も担っており、ウィングドBエンブレムのすぐ下から垂直に伸びる中央のライトスパインがグリルを縦に2分割。ベントレーを象徴するダイヤモンドキルティングのモチーフが横方向に再構成され、LEDライトによって現代的かつ立体的に浮かび上がるようデザインされている。
3シート・3ドアのユニークな設計

インテリアは、先進的なデザインアプローチを取り入れ、設計には仮想現実(VR)ソフトウェアを使用。物理スイッチとデジタルインターフェースの融合が特徴で、ドライバーの気分やニーズに応じて切り替えが可能。
3シートという特徴的なレイアウトにより、乗客のリラクゼーションが向上。荷物やペットのために設計された、収納スペースを車内に組み込み、快適性と機能性を両立。さらに、リアのブートスペース(トランク)は停車時にピクニックシートとして活用できる設計となっており、移動とレジャーを楽しむことができる。

インテリアにおける素材選定にも、ベントレーならではの美意識を反映。250年以上の歴史を持ち、有刺植物を防ぐ布の発明でも知られる英国フォックス・ブラザーズ社による100%ウールのファブリックが、インテリアにダムソン オンブレ(濃淡グラデーション)効果をもたらし、軽量な3Dプリント製チタンパーツと美しく調和している。

ベントレーモーターズジャパン 公式HP:
https://www.bentleymotors.jp/
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