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更新日:2025.06.04 / 掲載日:2025.06.03
トヨタ “最小クラスのハイブリッドカー” 新型「アイゴX」に注目

日本でも販売されたら人気が出そうなハイブリッドカーが、欧州で誕生だ。トヨタの欧州法人が現地時間の6月2日、コンパクトSUV「Aygo X(アイゴ クロス)」のハイブリッドモデルを発表した。同モデルは2025年末より欧州市場にて発売予定で、日本導入については言及されていない。
“トヨタ最小のハイブリッドモデル”

アイゴXは2005年より欧州向けに販売されているコンパクトSUVで、2022年のフルモデルチェンジの際に「アイゴ」から現在の「アイゴX」に車種名が変更された。同社によれば2022年以来、欧州市場で28万7000台以上が販売されているという。

今回導入されたハイブリッド車は、同モデル史上初めてラインナップに追加される。従来モデルに搭載されていた1.0L ガソリンエンジンに代わり、現行型「ヤリス/ヤリスクロス」に搭載されているハイブリッドパワートレインを導入。このパワートレインを搭載するため、従来のホイールベース(2,430mm)を維持しつつ、フロントオーバーハングが76mm延長されている。

従来モデルは全長3,700mm、全幅1,740mm、全高1,525mmというコンパクトサイズ。最小回転半径は4.7mとしている。そのサイズ感から、“トヨタ最小のハイブリッド”を自負する。
ハイブリッドモデル専用デザインを採用

デザインにおいては、先進的でハイテクなイメージを強調し、新意匠のフロントを採用。ボンネット、ヘッドライト、フロントグリルを刷新し、力強いスタンスと低重心の印象を与える。ボディカラーは、ブラックカラーをルーフからリア、サイドシルまでシームレスに広がるダイナミックなバイトーンカラーをオプションに用意。エクステリアカラーは“メロウ・スパイス”のコンセプトで作られたシナモン、ジャスミン、タラゴンなど個性的なカラーが揃えられた。

インテリアには、新しく搭載した7インチデジタルコンビメーターがモダンなイメージを演出。ワイヤレス充電や電動パーキングブレーキなど、快適性を高める装備も多数採用している。

ユニークなデザインをさらに強調!“GR SPORT”モデル初導入

今回のハイブリッド車導入に際し、こちらもシリーズ初となるGR SPORTが発表された。

ボディカラーは、マスタードカラーを基調とした専用バイトーンカラーを採用。ブラックのボンネットがエネルギッシュな印象を与える。また、フロントグリルはGRシリーズのGパターンメッシュを採用した。

キャビン内はブラックを基調にグレーのアクセントカラーを採用。各所にGRロゴを散りばめ、スポーティ感を強調させている。
走りにおいてはショックアブソーバー、コイルスプリングに専用チューニングを施し、ハンドリングの向上とボディロールの最適化を実現。市街地での乗り心地を維持しつつ、エキサイティングな走りも可能としている。
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