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更新日:2025.05.22 / 掲載日:2025.05.22
新型フォレスター大全《キャビン&ユーティリティ》
北米で既に販売中の新型フォレスターが待望の国内デビュー! アクティブなアウトドア派の筆頭候補となるに違いない王道SUVはどのような進化を遂げたのか。
●文:川島茂夫 ●写真:奥隅圭之/澤田和久/SUBARU

新型フォレスター『キャビン&ユーティリティ』
アクティブで実用的なキャラに上級感をプラス
居住性&積載性は継承し、細部まで配慮が行き届く
インパネはオーソドックスなレイアウトと操作動線でまとめられており、他のスバル車と同様に中央に縦長の大型ディスプレイを配している。助手席前面やドアトリムなどは保護パッドを思わせるようなデザインが施され、乗用車系に比べるとタフな走行環境でも安心感を抱かせるデザインだ。外観がそうであるように室内も視角面からSUVの頼もしさを感じさせてくれる。シートはグレード毎に表皮の素材を変更し、それぞれのキャラクターに合ったデザインとし、プレミアム系にはOPでレザーシートも用意されている。
居住性は従来車から大きく変わっていない。大まかには同じなのだが、前席バックレスト肩部の中央側の張り出しを抑えて開放感向上あるいは前席乗員との空間の共有感を高めるなど細かな居心地向上の工夫が盛り込まれている。劇的な変化はないにしても乗る人への優しさを感じさせるデザインだ。
同様に荷室まわりも大きく変わった印象はなかった。かさのある荷物も積みやすい開口部形状やハンズフリーで開閉が可能なキックセンサー式開閉機能、荷室照明やアタッチメント装着可能なアンカーポイントなど、レジャー用途向けの設計を採用している。















