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更新日:2018.10.06 / 掲載日:2009.05.18
トヨタ プリウス 新車紹介(2009年05月)
トヨタ プリウス 新車紹介
紹介
フルモデルチェンジ
発表・発売/2009年5月18日
トヨタ自動車
0800-700-7700
文●諸星陽一 写真●犬塚直樹
■1クラス上の性能を手にした新型ベースモデルは205万円なり!
3代目となる新型プリウスがついにデビューした。すでにプロトタイプがお披露目され、テレビなどでもその姿を見ている方も多いと思う。新型は先代同様の5ドアハッチバックスタイル。プラットフォームは欧州カローラをベースとした新設計となった。
■ドライビング/ユーティリティ
ホイールベースは先代同様の2700mm、ボディ全長は15mm延長、全幅は20mm拡大、全高は先代と同じ1490mmとなった。
搭載されるパワーユニットは、1.8Lの4気筒エンジンにモーターを組み合わせる。新開発となる1.8Lエンジンは、高膨張比(アトキンソン)サイクルで、99psを発生。効率向上のために電動ウォーターポンプ、クールEGRシステム、ローラーロッカーアーム、排気熱再循環システムなどが採用されている。
一方のモーターは、高回転&高効率化がはかられ、従来の50kW(68ps)から60kw(82ps)に出力を向上。その結果システム出力は136psにまで高められた。バッテリーはニッケル水素を採用。ミッションは先代同様に動力分割機構と共用される、電子制御式のCVT。通常走行モードのほかに、EV(モーターのみの走行)モード、エコモード、パワーモードの3種の走行モードが選択できる。
ハイブリッド方式はエンジンとモーターを併用するパラレル式。回生ブレーキにより運動エネルギーを電気エネルギーに変換して回収することで、燃費の向上をはかっている。10・15モード燃費は、ベーシックなLで38.0km/L、装備充実のGとSは35.5km/Lを達成する。
■インテリア/エクステリア写真[1]
スッキリとクリーンなイメージが与えられているインパネデザイン。ステアリングにはエアコンなどの各種スイッチが装着され、手を離さずに操作できる。
シートバックを従来型比30mm薄くした新開発シート。Lツーリングセレクション・レザーパッケージはレザーシートが標準。
全席3点式シートベルトとヘッドレストを装備。Lはリヤシートのセンターアームレストが装着されない。
■インテリア/エクステリア写真[2]
バッテリー以外のシステムはフロントセクションに集約。エンジン排気量もモーター出力も、そして燃費性能もアップしている。
6対4分割のリヤシートを採用。バッテリーサイズの小型化により、定員乗車でゴルフバッグ3個が積載可能となった。
空力的にも徹底的に磨かれたボディ。Lグレードはホイールキャップだが、スチールホイールではなくアルミを採用し軽量化。
プリウスGツーリングセレクション・レザーパッケージ(CVT)主要諸元
全長×全幅×全高 | 4460×1745×1490mm |
---|---|
ホイールベース | 2700mm |
トレッド前/後 | 1515/1510mm |
車両重量 | 1390kg |
エンジン | 直4DOHC |
総排気量 | 1797cc |
最高出力 | 99ps/5200rpm |
最大トルク | 14.5kg m/4000rpm |
モーター最高出力 | 82psc |
モーター最大トルク | 21.1kg m |
10・15モード燃費 | 35.5km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | トーションビーム |
ブレーキ前/後 | Vディスク/ディスク |
タイヤ前後 | 215/45R17 |
全国メーカー希望小売り価格
L | 205万円 |
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S | 220万円 |
Sツーリングセレクション | 245万円 |
G | 245万円 |
Gツーリングセレクション | 270万円 |
Gツーリングセレクション・レザーパッケージ | 327万円 |
※価格は全国メーカー希望小売り価格。北海道、沖縄地区は価格が異なる。