車種別・最新情報
更新日:2025.04.18 / 掲載日:2025.04.18
ロールス・ロイス 「ブラックバッジ・スペクター」日本上陸 圧倒的パワー誇る最新EV

ロールス・ロイス・モーター・カーズは4月18日、新型「ブラック・バッジ・スペクター」の日本展開を開始すると発表した。2025年第3四半期より、全国の正規販売店を通じて納車開始予定。
本国発表から2か月……ブランド史上最もパワフルなモデルが日本上陸
ブラック・バッジ・スペクターは、2023年7月より日本での展開がスタートしたロールス・ロイス初のEV「スペクター」の高性能バージョン。2025年2月に本国にて発表され、「ウルトラ・ラグジュアリー・スーパークーペ」と称したスペクターをも凌ぐパワーと独自の美学を追求したデザインが注目された。

「ブランド史上最もパワフルで大胆」を謳うブラック・バッジ・スペクターは、最高出力485 kW(659 hp)、最大トルク1075 Nmという驚異的なパワーを誇る。開発には、匿名化されたブラック・バッジ顧客の走行データを分析し、精密に作り上げられたという。

ブラック・バッジ・スペクターは、パワートレインの技術革新によって圧倒的なパワーを瞬時に発揮するというコンセプトを徹底的に追求。
「インフィニティ・モード」は、ロールス・ロイスのブラック・バッジを象徴するインフィニティ・シンボルを写したインフィニティ・ボタン(∞)を押すことで、485 kW(659 hp)の最高出力が解放され、よりダイレクトなスロットル・レスポンスを実現する。このモードを選択すると、走行状況の変化に連動して計器類の表示がより鮮やかに彩られるギミックも備わる。
もう一つの新たなドライブモードである「スピリテッド・モード」は、停止している状態でブレーキとアクセルを同時に完全に踏み込み、車の準備完了を知らせる触覚的・視覚的なレスポンスを確認した後、ブレーキを完全に解除する事で発動。最大トルク1075 Nmを発揮し、0-100km/h加速 4.3秒を実現する。

ステアリングのフィーリングは重く調整された。ロール安定性を調整することで、ステアリング・ホイールの操作からのフィードバックを高め、コーナリング時の車体の揺れ低減が図られている。また、強化されたダンパーにより車体のコントロール性能を向上し、加速時や減速時の「スクワット(車体の傾き)」を軽減。これらの改良によって、ロールス・ロイスならではの“マジック・カーペット・ライド(魔法の絨毯に乗っているような乗り心地感覚)”を維持しつつ、よりエンゲージメントの高い走行性を実現した。
エクステリアを貫く“暗黒の美学”

ボディカラーには、1980~1990年代のクラブ・カルチャーを彷彿とさせる新色ヴェイパー・ヴァイオレットを追加。アイスド・ブラック・ペイントのボンネットとの組み合わせにより、より大胆なコントラストを演出する。
23インチの5スポーク鍛造アルミニウム・ホイールも新たに導入された要素で、部分ポリッシュ仕上げとオール・ブラック仕上げの2種類を選択可能。複雑な幾何学的造形によって、モデルに秘められた技術的複雑性と力強さを表現する。

これまでのブラック・バッジ・モデル同様に、鏡面加工による光沢部分には特徴的なダーク仕上げを施し、破壊的でノワール(暗黒)な個性を際立たせた。ロールス・ロイス車のシンボルであるパンテオン・グリル・サラウンド、スピリット・オブ・エクスタシー、ダブル「R」のバッジ・オブ・オナーに加えドア・ハンドル、広大なサイド・ウィンドウ・サラウンド、バンパー・アクセントにも“暗黒の美学”が貫かれている点が特色だ。
ビスポークの可能性広がるインテリア

インテリアは、最先端の技術とクラフツマンシップの融合により、優美な空間を実現した。

イルミネーテッド・フェイシアは、ピアノ・ブラックの「空」に、ブラック・バッジを表すインフィニティ・シンボルが大小異なる輝きを放つ5,500個以上の「星」を散りばめたデザインを採用。スピリット・オブ・エクスタシーを抽象的に解釈した。


インテリア全体は、ブラックのボリバル・ウッドをベースに、カーボン・ファイバーとメタル・ファイバーを用いてダイヤモンド・シェイプの織り柄を配し、ブラック・バッジ共通の仕上げで印象的な立体感を作り上げた。
インストルメント・ダイヤル(メーターパネル)に、5つのテーマカラーから好みの色を選んでカスタマイズできる機能を搭載。これにより、デジタル・インターフェース「SPIRIT(スピリット)」とインテリアのデザイン視覚的に調和させることができる。
ロールス・ロイス 公式HP:
https://www.rolls-roycemotorcars.com/ja_JP/home.html
【あわせて読みたい】