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更新日:2025.02.18 / 掲載日:2025.02.18

【2025最新版】スバル読本〜SUBARU用語の基礎知識〜

スバル車を語る時に頻出する単語をピックアップ。スバリストならずともチェックされたし。

●文:横田 晃

SGP

’16年に登場した5代目インプレッサから採用された、スバルの新世代プラットフォームがSGP(スバルグローバルプラットフォーム)。’89年に誕生した初代レガシィをベースに改良してきたプラットフォームを、27年ぶりに全面刷新した。軽量・高剛性で低重心の新プラットフォームは、スバルが動的質感と呼ぶ上質な乗り味や衝突安全性能の向上も実現。電動車ではe-SGPと呼称される。

ボクサーエンジン

水平対向エンジンは向かい合う左右のピストンが、互いに近づいたり遠ざかったりする動きをする。その様子を互いにパンチを繰り出すボクサーになぞらえた愛称が、ボクサーエンジン。低重心、低振動かつコンパクトなため、走りと居住性の両立に向く形式だ。

シンメトリカルAWD

’66年のスバル1000以来スバルの伝統となっている水平対向エンジンと、’72年のレオーネ4WDに始まる4輪駆動技術を組み合わせた独自のフルタイム4WDシステムがシンメトリカルAWD。縦置きの水平対向エンジンから前後輪の駆動系まで左右対称のレイアウトであることに由来する。路面や速度を問わず、高い走行安定性とドライバーの意志に忠実な操縦性を両立する高速4WDシステムだ。

e-BOXER

スバル初のハイブリッド車は、’13年に誕生した2代目XVハイブリッド。その後、’18年に3代目XVと5代目フォレスターに搭載された新しいハイブリッドシステムが、スバル独自の呼称としてe-BOXERと名づけられた。当時のシステムはマイルドハイブリッド。

S:HEV

S:HEVは’24年12月に現行クロストレックに加わった、トヨタ方式のシリーズ・パラレル式ストロングハイブリッド。モーターの役割が補助的なマイルドハイブリッド車も併売され、ともにe-BOXERを名乗るが、ストロングハイブリッドはカッコ付きで併記される。

アイサイト/アイサイトX

’08年に世界で初めてステレオカメラだけで実現させた、自動ブレーキを始めとする高度な運転支援システムがアイサイト。前身となるシステムは高価だったが、低価格を実現して一気に普及を実現し、スバルの安全へのこだわりの代名詞となった。’20年には自動運転レベル2クラスの性能を実現。高機能版のアイサイトXでは、渋滞時の手放し走行や高速での自動車線変更も可能となる。

X-MODE

X-MODEはクロストレック、フォレスター、アウトバック、ソルテラに搭載される悪路走行専用モード。路面状況に応じて4輪の駆動力や制動力を自動制御し、走破性を高める。

e-Tune

e-Tuneは、電子制御ダンパーなどのプログラムを最新に書き換えるサービス。’23年のレヴォーグSTI Sport用から始まった。購入後も長く愛される「減価ゼロ」活動の一環だ。

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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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