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更新日:2025.01.29 / 掲載日:2025.01.29
《2025ベストモデルガイド》クロストレック
国産9ブランドの狙い目はコレだ!
今回の企画では新車購入を強力サポート! 国産各ブランドの強みや魅力を解説しつつ、狙い目モデルをピックアップ。さらに各車のおすすめグレードも紹介する。どのモデルのどのグレードが“買い”なのか、購入計画の参考にしていただければ幸いだ。
●文:横田 晃/渡辺陽一郎
SUBARU ブランド解説
独自開発のメカニズム&技術の魅力は、未だに健在
スバルは縦置きの水平対向エンジンとフルタイム4WDシステムを組み合わせた、シンメトリカルAWDと呼ぶ独自のメカニズムを武器としている。トヨタと共同開発したFRスポーツカーのBRZ(トヨタ・GR86)以外は、ほぼ全車が4WD駆動を採用している特異なブランドだ。
その乗り味は上質で、前身である航空機メーカーに源を発する視界や、歩行者保護をふくむ衝突安全ボディなどの安全思想も高度。アイサイトは他社にも自動ブレーキの開発を急がせる引き金ともなったシステムとしても有名だ。
独自のメカニズムへのこだわりもあって電動化は遅れていたが、トヨタbz4Xの兄弟車となるソルテラに続くBEVの拡充が予定されているほか、従来はマイルドハイブリッドだったクロストレックに待望のストロングハイブリッドが登場。一方で、レガシィやアウトバックは主戦場である北米などの海外専用モデルとするなど、再編が進んでいる。

SUBARUの狙い目!>>>クロストレック

キャビンは少し手狭だがオン&オフの走行性能はクラストップ級の実力
クロストレックは、インプレッサとボディシェルを共有するSUV。乗用車ボディゆえにキャビン高は低めでSUVの中では高さのある荷物の積載は苦手としているが、2670mmの長いホイールベースと低車高の相乗効果で優れた走行安定性を持つことが強み。また、リフトアップにより最低地上高は200mmを確保しているなど、優れた悪路適性を持つことも特徴のひとつだ。パワーユニットは、水平対向4気筒2ℓを使ったマイルドハイブリッドのe-BOXERと、2.5ℓを搭載するストロングハイブリッドのS:HEVをラインナップする。


BEST OF BEST《おすすめグレード》
リミテッド(4WD) ●価格:344万8500円

ストロングハイブリッドのプレミアムS:HEVは、e-BOXERのリミテッドよりも38万5000円ほど高い設定。売りのひとつになる燃費向上率は20%程度だから、e-BOXER搭載のリミテッドの方が割安という計算が成り立つ。駆動方式は4WD車。2WD車よりも21万4500円ほど高くなるが、その中にはヘッドランプウォッシャーの追加もあるので、実質な価格差は18万円程度だ。