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更新日:2024.12.13 / 掲載日:2024.12.10
ケータハム 新型EVスポーツクーペに新技術 液体で冷却する先進バッテリーパック採用

VTホールディングス(本社:愛知県名古屋市)は12月9日、ケータハムが量産・市販化に向けて開発を進めている新型EVスポーツクーペ・プロジェクト(以下、プロジェクト V)の試作車にXing Mobility Inc.(シン・モビリティー、本社:台湾 桃園市) が開発した最先端の車載バッテリー冷却技術である液浸冷却バッテリーパックを採用することを発表した。

「プロジェクト V」は、Light-weight、Simple、Fun-to-Driveというケータハムのドライビングプレジャーを最重視するDNAを受け継ぐEVスポーツクーペ。
2023年7月に英国グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにて「プロジェクト V」のコンセプトカーを世界初公開し、日本でも2024年1月に東京オートサロンへ出展している。

ケータハムは現在、量産・市販化に向けて東京アールアンドデー(本社:東京都千代田区)、ヤマハ発動機(本社:静岡県磐田市)をはじめとする開発パートナー各社と2025年の完成を目標にプロトタイプ車両の開発・製作を進めている。
2024年10月に発表されたヤマハ発動機によるeアクスルの供給に続き、今回、同じくEV主要コンポーネントであるバッテリーが決定。2025年1月の東京オートサロンに再び出展する予定としている。

シン・モビリティー社が開発した液浸冷却バッテリー「IMMERSIO Cell-to-Pack(CTP)」は、優れた放熱性、安全性、高エネルギー密度を特徴とし、バッテリーセルを誘電性の液体に浸す液浸冷却技術で、迅速かつ均一な放熱で高い安全性を誇り、最大200Wh/kgというトップクラスのエネルギー密度を実現するという。
シン・モビリティーは、2015年に設立された台湾に生産工場を持つバッテリーパックメーカーで、液浸冷却バッテリー技術における世界的な先進企業である。日本では、エッチ・ケー・エス(本社:静岡県富士宮市)とEV事業における戦略的協業を発表している。
ケータハム 公式サイト:
https://www.caterhamcars.com/
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