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更新日:2018.11.27 / 掲載日:2012.09.28
日産 ノート 新車紹介
日産 ノート 新車紹介
紹介
フルモデルチェンジ
発表・発売/2012年8月28日
日産自動車
0120-315-232 (2012年8月)
■より進化したパッケージングと1.2L直噴S/Cエンジンに注目
欧州Bセグメントのグローバルコンパクト、ノートが7年ぶりにフルモデルチェンジした。マーチと同じプラットフォームをベースとするが、ホイールベースを初代と同じに伸ばし、全長は80mm拡大。後席は今回統合されたティーダに匹敵する、クラストップの広さを実現している。エンジンも注目で、ダウンサイジングコンセプトが生んだ1.2L直噴スーパーチャージャー(以下S/C)は、初代の1.5Lに迫る動力性能を確保しながら、1000cc以上のガソリン車でトップのモード燃費を達成。廉価仕様には、マーチと同じ1.2L NAも設定される。
■メカニズム/ユーティリティ
DIG-Sと呼ばれる直噴S/Cユニットは、欧州向けマーチに搭載されるプレミアムガソリン仕様をレギュラー化したものだ。燃費向上に有効なミラーサイクルも採用しており、それによって犠牲になるトルクを低回転からS/Cで補う。過給機付きでも燃費がいいのは、加速で必要なとき以外は電動クラッチでS/Cを切り離すため。NAより低燃費なのは、実質的な小排気量効果を持つミラーサイクルと、高圧縮比の威力だ。ミッションは副変速機付きCVT。
パッケージングはスタイリングや室内空間の広さだけでなく、全席における視界や乗降性などにも注力。装備も実用的で、日常の使い勝手に対する細かい心配りを具現化している。駐車時などに頼もしいアラウンドビューモニターもそのひとつ。セレナなどより機能を絞り込んでコストダウン、コンパクトクラスへの初採用を可能にした。映像はルームミラー内蔵ディスプレイに映すので、ナビ非装着でも使える。
商品企画のまとめ役には、日産では女性初となる水口美絵氏を起用。デザインや普段使いへのこだわりは、それと無関係ではないだろう。
■インテリア/エクステリア写真[1]
インパネは流麗なキャラクターラインが印象的。ピアノ調ブラックとシルバーフィニッシャーのセンタークラスターは、メダリストに標準で備わる。
前席はマーチのシートフレームをベースに大型化。ショルダーまわりを削った形状により、後席の開放感にも配慮している。
後席ニールームは85mm拡大。クッションはソフトな座り心地だ。リヤドアは最大で85°まで開き、荷物の積み降ろしに便利。
■インテリア/エクステリア写真[2]
ラゲッジ容量は330L。後席は前に倒すと段差が残る割り切った設計だが、ラゲッジボードでフラットに保つこともできる。
スーパーチャージャーはイートン製のルーツ式。エンジンにはGT-Rのナトリウム封入バルブなど、贅沢な部品も採用する。
フロントピラーから流れる美しいルーフライン、ボールが跳ね返る際の俊敏な動きを表現したという、サイドのスカッシュラインが特徴的。CD値も0.29(DIG-S)とクラストップレベルにある。
ノート メダリスト(CVT ) 主要諸元
全長×全幅×全高 | 4100×1695×1525mm |
---|---|
ホイールベース | 2600mm |
トレッド前/後 | 1480/1485mm |
車両重量 | 1090kg |
エンジン | 直3DOHCスーパーチャージャー |
総排気量 | 1198cc |
最高出力 | 98ps/5600rpm |
最大トルク | 14.5kg m/4400rpm |
JC08モード燃費 | 24.0km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | トーションビーム |
ブレーキ前/後 | Vディスク/L&Tドラム |
タイヤ前後 | 185/70R14 |
バリエーション&価格
S | 124万9500円 |
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X | 129万8850円 |
S DIG-S | 144万9000円 |
X DIG-S | 149万9400円 |
メダリスト | 167万4750円 |
X FOUR | 155万7150円 |