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更新日:2024.12.06 / 掲載日:2024.12.06
2025最新版《クロストレック》ズバリ! “買い”のポイント
人気モデル『“買い”の決め手はコレでした!』魅力掘り下げ大研究
月刊自家用車のレギュラー執筆者が国産人気モデルの魅力をあぶり出し、ズバリ解説! その“買い”のポイントはあなたに“刺さる”のか。クルマ選びの際は本企画を参考にしっかり吟味していただければ幸いだ。
※本記事の内容は2024年11月26日時点のものです。
●文:川島茂夫/渡辺陽一郎
SUBRU クロストレック【SUV】


コンパクトカー的なパッケージに
高度な悪路対応力を備える
現行型から車名を変更しているが、スバルXVの直系モデル。インプレッサと基本車体を共用しながら本格的な悪路走行にも対応しているのが特徴だ。そのためSUVとしては室内高が低く、積載性でハンデがあるが、インプレッサと大きく変わらない運転感覚や乗降性などの利点もある。とくに都市部での使用頻度が高いユーザーには有用なパッケージングだ。
走行性能で特筆べきは悪路性能の高さ。専用設計のサスを採用して200㎜の最低地上高を確保するとともに、電子制御カップリング式4WDシステム、泥濘/深雪制御も設定した2モード式X-MODEの採用により、高い踏破性を実現している。
また、2.5ℓエンジンに動力分割機構を備えたシステムのストロングハイブリッド(S-HEV)が年内に導入される。動力性能と燃費が向上しただけでなく、コントロール性の向上により悪路での扱いを容易にしている。燃費最優先のユーザーに勧められるほどの燃費でもないが、クロストレックの求める走りに適したパワートレーンなのは間違いない。
なお、S-HEVには渋滞時ハンズオフ等の条件付き自動運転機能を備えたアイサイトX装着車も用意。安全&運転支援機能の充実を優先するユーザーには大きなアピールポイントである。


クロストレック《買いのポイント》

扱いやすさとタフさを両立。ロングツーリングもこなす
SUVパッケージングで悪路踏破性は程々というコンパクトSUVは多いが、クロストレックはその逆。パッケージングは一般乗用車で悪路は本格SUV。プラスして上質な長距離ツアラー。ストロングハイブリッドの追加で同車の走りの魅力がさらに向上した。