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更新日:2024.11.11 / 掲載日:2024.11.11
新型アウトランダー《先取り&深掘りガイド》(前編)
《2025年の主役たちが勢揃い》期待の新型モデル先取り&深掘りガイド
2024年も残すところあと2か月となったが、すでに新車界隈は来年2025年に活躍しそうな新型モデルが注目されている。ぶっちゃけてしまうと、今年よりも来年の方が当たり年! ここではこの先に注目して欲しいクルマたちを紹介しよう。
大幅改良でプレミアムの本質を徹底追求
プラグイン・ハイブリッドやS-AWCといったミツビシ自慢の電動技術と4WD技術をフルに投入するアウトランダー。今回の大改良ではプレミアムの魅力を大幅に高めることで、最上級モデルにふさわしい高級感や快適性が向上している。その進化ぶり、ぜひご覧あれ!
●文:川島茂夫 ●写真:奥隅圭之
MITSUBISHI アウトランダー(PHEV)

●価格:526万3500円〜668万5800円
問い合わせ:三菱自動車お客様相談センター ☎0120-324-860
ミツビシの世界戦略を担う熟成のフラッグシップへ
外観周りの主な変更点は、上部フロントグリルや前後下端のスキッドプレート様デザイン、リヤコンビネーションランプなど。見た目の印象はそれほど変化しておらず、従来型同様にゴージャスな印象を感じさせてくれるエクステリアだ。ただ、ボンネットやドアパネルも今回の新型では変更されている。ここを変えてきた理由としては、今後導入が決まっている欧州や豪州、北米地域への安全基準に対応するためとのこと。
パワートレーンがパワーアップしたことも要点のひとつ。性能の土台となるPHEVシステムが改良され、システム最高出力とバッテリー容量が強化されている。
2・4ℓエンジンに駆動モーターを組み合わせるパワートレーン構成は従来型と同じで、駆動モーターの最高出力も諸元表では同値だが、新型はシステム最高出力を約20%増とし、高速域での追い越し加速や強い加速力の持続時間を強化した。バッテリー容量は約10%増となる22・7kWhで、満充電時WLTCモード航続距離を83kmから102kmに伸ばした。ちなみにライバルのRAV4PHEVを7km上回る数値で、EV航続距離がクラス最長となる。
ほかにも冷却風制御や車体下面空力、走行抵抗減などの改良により、ハイブリッド走行時のWLTCモード燃費も改善。Mグレードでは従来型の6%アップとなる17・6km/ℓを達成している。
足回りもサスチューニングとS-AWC制御の見直し、さらに新開発タイヤを採用した。これにより従来車に対してコーナリングでの安定性や乗り心地の向上が図られたという。もとより乗り味の良さは際立っていたため、極端な変化はないと思われるが、動力性能もフットワークも、よりプレミアムSUVらしいキャラを強めたといえるだろう。





