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更新日:2024.03.12 / 掲載日:2024.03.06
遂にマッスルカーも電動化の時代!?ダッジ 新型「チャージャー」EVモデル発表【動画あり】

ダッジは現地時間の3月5日、ブランド初の量産電気自動車仕様となる新型「チャージャー」を発表した。
同モデルは2024年中旬より生産開始予定。
最大670馬力!“世界初”の電動マッスルカー誕生

今回発表された新型チャージャーは、「デイトナ スキャットパック」「デイトナ R/T」の2モデルを用意。いずれもAWDで、2ドアクーペ仕様となる。
BEV専用のSTLAラージプラットフォームを初採用し、高電圧バッテリーパック、デュアル・インテグレーテッド・チャージ・モジュール、フロント/リアの電気駆動モジュール(EDM)を組み込んだ400V推進システムを搭載。
EDMは前後ともインバーター、ギアボックス、モーターを一体化した3-in-1アーキテクチャーを採用し、それぞれ335馬力・300lb-ftのトルクを発生する。
バッテリーパックは100.5kWhの容量で、一定の範囲に達するとバッテリーが出力できる最大のパワーを利用できるようにすることでモーターの加速性能を最大化する設計が施されているという。

デイトナ スキャットパックは最大670馬力を発揮し、0-100km/h加速は3.3秒、1/4マイルを11.5秒で走破する見込み。デイトナ R/Tは最大496馬力を発揮する。
また、新型チャージャーにはマッスルカーにふさわしいパフォーマンス機能が搭載されており、スロットルパンチで作動させると15秒間40馬力を増加させるパワーショットモードを両モデルに採用。さらにデイトナ スキャットパックには、ドラッグレースでの発進や直線加速を最適化するドラッグモードなども搭載される。
現代的でマッスルなエクステリアデザイン


新型チャージャーのエクステリアデザインは先代モデルの要素を取り入れつつ、機能性を重視して余分なものを削ぎ落としたスタイルに。今回デイトナ スキャットパック専用で採用されたフロントRウィングは、オリジナルのチャージャー デイトナをイメージさせるとともにフロント・パススルー・エリアを空気が流れるようにし、ダウンフォースを高める効果ももたらす。
フロントとリアの中央には次世代ダッジモデルのシンボルである三角形のフラッツォーグロゴが、各所のLEDライトと同色で点灯して存在感を示す。



直感的なフィーリング高めたインテリア

インテリアはドライバーにフォーカスし、モダンで直感的なフィーリングが高められた。コックピットには最大16インチのクラスタースクリーンを備え、ダッシュボード中央にはドライバー側へ角度が付けられた12.3インチのセンターディスプレイを搭載する。
室内照明として新たに64色のカラーを放つことができるアティテュード・アジャストメント・インテリア・ライティングを採用。運転席からダッシュボード、そして助手席ドアまでの270度を囲むように装着され、ドアの開閉やイグニッションボタンの操作などといった動作に反応して点灯する。
ステアリングホイールはパフォーマンス志向のヒーター付きフラットトップ/フラットボトムデザインで、パドルシフトや前述のパワーショットボタンを装備。
シフトレバーはピストルグリップと称する特徴的なデザインが採用された。


ガソリンエンジンモデルもラインナップ追加予定

新型チャージャーは今後、デイトナ スキャットパック、デイトナ R/Tの両方で4ドアモデルを追加予定。
さらに電気自動車以外の選択肢として、3.0Lツインターボ “ハリケーン” ハイアウトプットエンジン(最高出力550馬力)を搭載する「チャージャー シックスパック H.O.」と、3.0Lツインターボ “ハリケーン” スタンダードアウトプットエンジン(最高出力420馬力)搭載の「チャージャー シックスパック S.O.」もラインナップに追加が予定される。
この“ハリケーン”エンジンは、現行の5.7Lおよび6.4L HEMIエンジンよりも優れた馬力とトルクを発生するガソリンエンジンになるとしている。
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