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更新日:2023.10.11 / 掲載日:2023.10.06

新型レヴォーグ レイバック【エクステリア】控えめSUVデザインの魅力

レヴォーグをクロスオーバーSUV風に仕立てた「レヴォーグ レイバック」。一見ではオフロードの強化を狙ったモデルと思ってしまうが、いざ走ってみると、オンロードでの良質な走りにも驚いてしまう。スバルの中でもトップレベルのツアラーに仕立てられていたのだ。

●文:川島茂夫 ●写真:澤田和久

新型レヴォーグ レイバック エクステリア

既存ユーザーを意識しSUV風味はあえて控えめ
 クラッディングなどでタフさを演出するカスタマイズは、クロストレックと比べると控え目に見えるが、これは意図的なもの。タフネスさをことさら強調しないのは、レヴォーグとの差別性を弱めるためといえる。

 SUVならばタイヤからの跳ね石や泥被りからボディを護るクラッディングやプロテクターを採用するのが常套手段。タフな用途に対応するほどに鎧構えがよろしく、ゴツくなってしまうが、そうしないのはレヴォーグのバリエーションとしてのレイバックがあるという意思表示だ。

 当然、腰高感も極力減らしている。デザインの妙味のひとつはバンパー下端からサイドシルプロテクター周りのデザイン処理。アプローチアングルなどの悪路踏破に必要な寸法諸元を損ねることなく、腰高感を払拭するように配慮した。前端から後端まで連続的かつエアロパーツ的な趣を与えてオンロードスポーツの雰囲気を演出したのもポイント。ルーフレールもあえて非採用になる。既存のレヴォーグユーザーに抵抗感が少ない微妙な按配の付け方が、レイバックの個性のひとつになっている。

クラッディングパネルは、同手法の加飾が用いられているクロストレックと比べるとかなり小ぶりで、上質さとSUVらしさを感じさせる造形が与えられている。
タイヤはオールシーズンタイヤをチョイス。サイズは225/55R18。アルミホイールもレイバック専用の新デザインが与えられている。
アイサイトは、センシングに従来のステレオカメラに加えて広角単眼カメラを組み合わせた最新の3眼タイプへと進化。
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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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