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更新日:2023.07.03 / 掲載日:2023.07.01
【ロールス・ロイス スペクター】初の電気自動車を日本でお披露目

文と写真●ユニット・コンパス
ロールス・ロイスは6月30日、東京国立競技場でブランド初となる電気自動車「スペクター」を発表した。価格は4800万円から。
ロールス・ロイス初の完全電気自動車は2ドアクーペで登場

スペクターは、全長5475㎜×全幅2144㎜×全高1573㎜の2ドアクーペ。そのデザインは、オートクチュールや船舶、テーラードウェア、現代アートなどロールスの顧客が好むさまざまなジャンルからインスピレーションを得たもので、フロントまわりはブランド史上もっともワイドなグリルを採用。ブランドアイコンであるシンボル「スピリット・オブ・エクスタシー」も、従来より前傾姿勢にデザインされているという。
空力性能も洗練されていて、ロールス・ロイス史上もっとも低いCd値0.25を達成。足元を飾るホイールは、23インチというロールス・ロイスにとってもっとも大きなサイズになる。

電動化によって究極の静粛性を手に入れた
インテリアのハイライトは、通常とは逆側に開くコーチドアに施されている夜空をモチーフにしたイルミネーション。従来モデルではルーフライニングに施されていたが、それがインテリア全体を覆う形に進化した。
スペクターは前後に2基のモーターを搭載する電動4WD方式を採用。システム最高出力は430kW(584PS)、最大トルク900Nmで、0-100km/h加速4.5秒、最高速250km/hというスペックを誇る。最大航続距離は、530km(WLTCモード)を実現した。
開発にあたっては、250万㎞に及ぶテストを実施。これは400年以上の使用を想定した距離にあたり、ブランド史上もっとも過酷なものになったという。






