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更新日:2023.06.05 / 掲載日:2023.06.05
ポルシェ 新型「911ダカール」「カイエン」75周年イベントで堂々の日本初披露

ポルシェジャパンは2023年6月3日(土)から4日(日)の2日間、ポルシェ75周年を記念したアジア最大のポルシェコミュニティイベント「ポルシェフェスティバル」を、ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京(千葉県木更津市、以下PEC東京)にて実施、新型「911ダカール」と新型「カイエン」をジャパンプレミアとして初披露した。
3,000人超のポルシェファンがアニバーサリーを祝う

今年はポルシェAGの創始者フェルディナンド・ポルシェの長男であるフェリー・ポルシェが、自身が夢見たスポーツカー「ポルシェ356 No.1ロードスター」を1948年に製作して以来、75周年を迎える節目の年。
今回のイベントは、それを記念し、「ハウスオブポルシェ」をテーマにポルシェジャパンが主催したイベントだ。
会場には台風2号の影響にも関わらず、2日間でのべ3,019人(初日:1,381人、2日目:1,638人)のポルシェファンとオーナーが、618台(初日:278台、2日目:340台)のポルシェ車で会場を訪れた。

【911ダカール】パリ-ダカールラリー優勝車をオマージュ

新型「911ダカール」は、2022年11月に世界2,500台限定で販売され、メーカー希望小売価格は30,990,000円(消費税込)。
公道とオフロードでの走行性能を両立させた911の4WDモデルで、1984年パリ-ダカールラリーの総合優勝モデルをオマージュした特別パッケージがオプションとして用意されている。
911カレラのスポーツサスペンション仕様車より車高を50mmアップし、標準装備のリフトシステムによってフロントエンドおよびリアエンドをさらに30mm上げる事も可能としている。
パワートレインは最高出力480PS、最大トルク570Nmを発揮する3.0L 6気筒ツインターボエンジンを搭載し、0-100km/h加速は3.4秒、最高速度は240km/h。トランスミッションは8速PDKを組み合わせ、ポルシェ4WDシステムを採用している。






【カイエン】新デザイン採用し“正常進化”果たしたSUV

もう一つのジャパンプレミアとなった新型「カイエン」は、今年4月に開催された「上海モーターショー」でワールドプレミアされ、同時に予約受注もスタートしたモデル。メーカー希望小売価格帯は11,980,000円~16,440,000円(消費税込)。
外装はワイド感を前面に押し出した新デザインを採用、マトリクスLEDヘッドライトが標準装備として加えられた。立体的なデザインのテールライトやナンバープレートホルダーを一体化したリアエプロンなど、リアデザインも大胆な変更が施されている。
内装ではフルデジタル化したメータークラスターが目を引く。オプションで助手席側にも大型モニターを装着可能としている。
パワートレインは「カイエン」に3リッターV6ターボ、「カイエンE-HYBRID」に同ユニット+モーター、「カイエンS」に4リッターV8ツインターボというラインナップを用意する。






気鋭のアーティストが手掛けた新作「RWBA」の発表も

また、会場ではアーティストのダニエル・アーシャム氏が手掛けた新作「RWBA」のワールドプレミアも実施。
RWBAはポルシェ911(タイプ964)をベースに、エクステリアはフラットノーズとしカラーはオールホワイトに、インテリアは全面アーシャム グリーンのレザーを取り入れている。
アーシャム氏は2022年10月、1955年製「ポルシェ356 スピードスター」に日本の“侘び寂び”を取り入れた作品「356 Bonsai(ボンサイ)」を発表。
日本の自動車文化への造詣が深く、『湾岸ミッドナイト』や『彼女のカレラ』といった漫画など日本のストリートカルチャーからのインスピレーションを得ているという。
今回の発表はその縁もあり、『彼女のカレラ』の作者である麻宮騎亜氏が描き下ろした4P漫画とのコラボレーションが実現した。

ポルシェジャパン 公式HP:
https://www.porsche.com/japan/jp/
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