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更新日:2023.11.20 / 掲載日:2023.05.28

レクサスNX PHEVの魅力チェック!ミドルSUVトップクラスの動力・燃費性能に迫る

トヨタだけじゃないぞ

実力派勢揃い! 国産PHEV大研究

プリウス、RAV4、ハリアーと、充実のPHEVラインナップを誇るトヨタ。そのトヨタ以外の国産車に目を向けると、同じPHEVでもそれぞれの個性があることがわかる。

●文:川島茂夫

LEXUS NX[PHEV]

ミドルSUVトップクラスの動力性能と燃費性能!

●価格:729万5000〜753万5000円


【WLTCモードハイブリッド燃費】19.6㎞/ℓ
【WLTCモード等価EVレンジ】87㎞
【走行用モーター出力】前:182PS/後:54PS

乗り味&実用性CHECK!

EV走行範囲が広く
エンジン稼働も滑らか

 NXの性能面の最上級モデルとして設定される。コントロール感覚やエンジンフィールはHVの350hと大きく変わっていない。エンジン性能がほぼ等しく、駆動用モーターも同型であり、パワースペックからしてもハイブリッド走行時の性能は同等。250㎏以上増加した車重を考えれば、むしろ同等の性能を維持しているのはPHEVの電動制御の賜物だろう。

 満蓄電量でも急加速ではエンジンを併用する。全開までモーターの大トルクに乗せてというタイプではない。ただ、350hに比べるとEV走行のカバー領域が広い。一般走行でちょっと元気に走らせるくらいならエンジンを稼働せずにこなしていく。深く踏み込めばHV走行モードに移行するが、その繋ぎも滑らかで違和感はない。

 車格を感じるには十分な動力性能の余裕。エンジンフィールやドライバビリティは悠々としたもので、レジャー&ツーリングにマッチした特性だ。しかも、HV走行時のWLTC総合モード燃費は350hのE-Four車の1.5%減でしかなく、外部充電電力を使用しなくても高い環境性能を達成。ミドルSUVトップクラスの動力性能と燃費性能を両立しているのが大きなアドバンテージだ。

プロフィール&主要諸元

 新世代レクサスの第一弾。豊富なパワートレーン設定も特徴のひとつ。レクサス初のPHEV(4WD)のほか、2.5ℓ直4HEV(FF/4WD)、2.4ℓ直4ターボ(4WD)がラインナップしている。PHEVは1500WのAC100Vコンセントや外部給電システムを標準装備。

■主要諸元(NX450h+“バージョンL”)
●全長×全幅×全高(㎜):4660×1865×1660 ●ホイールベース(㎜):2690 ●車両重量(㎏):2020 ●パワーユニット:2487㏄直4直噴(185PS/23.2㎏・m)+モーター(前:134kW/270N・m、後:40kW/121N・m) ●トランスミッション:電気式無段変速機 ●標準タイヤサイズ:235/50R20

レクサスチームメイトのアドバンストパーク(リモート機能付)をオプションで用意。
普通充電のみ。満充電まで200Vで約5.5時間、100Vで約33時間。

《ANOTHER MODEL》LEXUS RX[PHEV]

●価格:872万円

【WLTCモードハイブリッド燃費】18.8㎞/ℓ
【WLTCモード等価EVレンジ】83㎞
【走行用モーター出力】前:182PS/後:54PS

車格にふさわしい悠々たるツーリングを楽しめる
 パワートレーンはNX450h+と共通。パワースペックも変わらない。車重は150㎏近く増加しているが、元が重量級ということもあり、重量のハンデはあまり意識しない。つまり、NX450h+と同様の力強さと加速性能を示す。しかもHV走行時の燃費はクラス最高レベルだ。高性能志向のユーザーには昂揚感やスポーツフィールが薄めだが、車格を楽しむツーリングに適した特性である。

■主要諸元(RX450h+) ●全長×全幅×全高(㎜):4890×1920×1700 ●ホイールベース(㎜):2850 ●車両重量(㎏):2160 ●パワーユニット:2487㏄ 直4直噴(185PS/23.2㎏・m)+モーター(前:134kW/270N・m、後:40kW/121N・m) ●トランスミッション:電気式無段変速機 ●標準タイヤサイズ:235/50R21

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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

内外出版/月刊自家用車

オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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