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更新日:2023.04.30 / 掲載日:2023.04.30
走りも装備も“プロ品質” ダイハツ アトレーの使える理由教えます!
【今、本当に乗りたい&買いたいクルマ】2023年春、狙うべき実力モデルはこれだ!
装備充実かつ走りも上々というのが、最近のクルマ選びのトレンド。実際、ライバルより一歩秀でた魅力を持つモデルは、このあたりをしっかりとおさえていることが多い。今回はそんな独自の魅力を持つ、“乗りたい&買いたい”オススメ車をお届け!
●文:川島 茂夫
DAIHATSU アトレー
【PROFILE】
FRプラットフォームながら高スペース効率設計で軽クラス最大級の荷室容量を実現。FR用CVTや軽初の電子制御4WD、高速長距離走行に役立つ運転支援機能などでレジャー用途適性も優秀。2名乗車基本ではあるが、多様な使い方のできる4ナンバーワゴンだ。
■主要諸元 (RS 4WD)
●全長×全幅×全高(㎜):3395×1475×1890 ホイールベース(㎜):2450 ●車両重量(㎏):1020 ●パワーユニット:658㏄直3DOHC(64PS/9.3㎏・m) ●トランスミッション:CVT ●WLTCモード総合燃費:19.0㎞/ℓ ●タイヤ:145/80R12
4ナンバーの商用車だが
装備機能は上級仕立て
パッと見では軽自動車の人気者であるスーパーハイトワゴンに見えるが、アトレーは乗用車ではない。正しくは軽商用車である。
ただ、荷物を積んで運ぶという用途向けは、純商用車のハイゼットカーゴが展開されており、アトレーはハイゼットの上級仕様のモデルという位置付け。実際、内外装の加飾も装備機能も軽乗用車と同等レベルが奢られており、いうなれば”4ナンバーワゴン”という少し不思議な言い方がしっくりとくるモデルだ。
ダイハツのラインナップとしては、多用途性の高さをセールスポイントとしていたウェイクの後継モデルを意識しており、レジャー用途における軽自動車の可能性を拡大する役割が与えられているともいえるだろう。
実際、キャビンのレイアウトは後席位置を荷室よりも狭くなるように設置。後席は格納性を重視するため簡易的な造りで、お世辞にも快適とは言い難い。簡単にいうと、4名乗車時の寛いだドライブを前提としていない。
その代わり、荷室の広さはクラス最大級。後席格納時は低床フラットフロアの荷室となり、車内での軽作業や車中泊にも対応できる。簡易キャンパーといえるほどのキャビン実用性を備えている。
また、メカニズム設計も見所。全グレードにターボエンジンを搭載するほか、キャブオーバーのFRレイアウトながらトランスミッションはCVTを採用。車両重量は1トン前後だが、ターボのトルクとエンジン/CVTの巧みな協調制御により、高速域まで余力感のあるドライバビリティを発揮する。
さらに運転支援機能も充実。追突回避ブレーキや誤発進抑制などに加えて、ベーシックなX以外には全車速型ACCと操舵補助機能付きLKAを標準装備している。これも長距離適性向上の要点だ。
なおちなみにハイゼット系にはACCとLKAは採用されていない。こんなところにもアトレーのレジャーを意識した設定を見ることができる。
【だから乗りたい!】