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更新日:2023.04.25 / 掲載日:2023.04.25

走りも質感もプレミアム! ノート オーラのもつ1クラス上の魅力

【今、本当に乗りたい&買いたいクルマ】2023年春、狙うべき実力モデルはこれだ!

装備充実かつ走りも上々というのが、最近のクルマ選びのトレンド。実際、ライバルより一歩秀でた魅力を持つモデルは、このあたりをしっかりとおさえていることが多い。今回はそんな独自の魅力を持つ、“乗りたい&買いたい”オススメ車をお届け!

●文:川島 茂夫

NISSAN ノート オーラ

●価格帯:269万9400〜304万1500円

【PROFILE】
外板の変更により3ナンバー化されたボディと動力性能向上型パワートレーンを採用したノートの上級発展仕様。走りの質感を損なわずに高速域を中心に余力を向上している。ツインモーターを採用することでオンロードでの走りの質も高めている4WD車も注目すべき存在だ。

■主要諸元 (G FOUR) 
●全長×全幅×全高(㎜):4045×1735×1525 ●ホイールベース(㎜):2580 ●車両重量(㎏):1370 ●パワーユニット:1198㏄直3DOHC(82PS/10.3㎏・m)+ツインモーター(100kW/300Nm【フロント】50kW/100Nm【リヤ】) ●WLTCモード総合燃費:22.7㎞/ℓ ●タイヤ:205/50R17 

走りもキャビン質感も
基本のノートとは別物

 現行型のノートは、車格としてはコンパクトクラスの2BOX車に分類されがちだが、ハイブリッド専用モデルとなったことで、クラス上の車格と考えるのが妥当。ノート オーラ(以下オーラ)は、ノートをベースに上級発展させたモデルという立ち位置だ。
 搭載しているe-POWERはノートよりもモーター出力が向上されたほか、ボディ外板を専用仕立てとすることで3ナンバーボディに変更。キャビンスペースや実用性、取り回し性はノートと変わっていないが、キャビンまわりの加飾パネルやシート素材も奢られたことで、プレミアムキャラを強化している。現行ノートも先代ノートに比べると上質さが驚くほど高まっているが、オーラはそれ以上の内容。プレミアムコンパクトという視点では、オーラの方が主役になるのは自然だろう。
 走りもオーラの方が明らかに格上。駆動モーターの最高出力はノートに比べて15‌kW増の100‌kW。電動駆動ならではのレスポンスの良さもあって、数字以上に効いている。特に高速域での伸び代が大きく、高速ツーリング適性は1クラス上のモデルとも戦えるほど。それでいてスムーズな加速感は失われていないなど、巧みな制御を手に入れた新世代e-POWERの恩恵も明らか。走行安定性やドライバビリティの面でも明確にクラス上の印象だ。
 そして4WD車の際立った走行性能も見逃せない。システム最高出力は2WD車と大差ないが、50‌kWの高出力仕様のリヤモーターと、前後の駆動力配分を走行状況に応じて最適化する制御システムを採用したことで、加速やコーナリング時の挙動を始め、姿勢の安定や操縦性が明らかに向上している。FFベースの4WD車だが、操縦感覚はFR車的にも感じるほどだ。
 ノートに比べて、ざっくり45万円ほど価格差があるが、オーラに宿る強みを考えると許容範囲。プレミアム性にこだわるユーザーにとっては最適になり得るモデルだ。

ノートでも電動ならではのパワフルな走りは楽しめるが、オーラの走りは遥かにそれ以上。ノートXとオーラGの価格差は約45万円ほどあるが、装備差も考えれば検討すべき価値はある。
プロパイロットこそセットOPとなるが、ひと通りの先進機能装備が標準となることも特徴。性能面でもプレミアムを名乗るにふさわしい実力が与えられている。

【だから乗りたい!】

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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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