車種別・最新情報
更新日:2023.03.31 / 掲載日:2023.03.31
ダイハツタントの魅力とは?イチ推しモデルのおすすめグレードを紹介!
2023春版・国産車ブランド別“イチ推し”セレクション
ブランドを代表するモデルをセレクトして、そのブランドらしさ、そのモデルらしさを深掘り! 「らしさ」のポイントをわかりやすく解説し、「らしさ」満点グレードを選定する。
●文:川島茂夫
DAIHATSU タント

レジャー用途までカバーする、軽のファミリーカー
元祖スーパーハイトワゴン。人気ジャンルを開拓し、今なお販売上位の常連でもある、ダイハツを代表する車種だ。ミラクルオープンドアを採用しやSUVテイストのファンクロスをリリースするなど、他社ライバルにない特徴を備える
■主要諸元(ファンクロスターボ) ●全長×全幅×全高(㎜):3395×1475×1785 ●ホイールベース(㎜):2460 ●車両重量(㎏):940 ●パワーユニット:658㏄ 直列3気筒ターボ(64PS/10.2㎏・m) ●トランスミッション:CVT ●WLTCモード総合燃費:24.3㎞/ℓ ●タイヤ:165/55R15
DNGAによる新世代の走行&安全性能が光る
ファミリー&レジャー向けのスーパーハイト系の元祖として誕生したのが初代タントであり、子育て世代向けの親しみやすさや使い勝手をコンセプトの要点としてきた。高い天井と広いウインドウがもたらした見晴らしの良さや軽作業がしやすい車内設計、乗降性の良さなどを特徴とする。2代目以降は左側(助手席側)ドアをピラー機能をスライドドア内に移したセンターピラーレス構造を採用し、乗降性と積載性をさらに向上した。
4代目となる現行車はTNGAのダイハツ版となるDNGAの第1弾として誕生。スプリットギアによるワイドレンジCVTなどの新技術や完全新開発のプラットフォームを採用し、性能や安全性の向上が図られている。
基本となるキャラや適応用途は初代から継承されているが、現行車では間口を拡大するために新キャラも追加。SUVのデザイン要素を盛り込んだファンクロスである。タイヤサイズや最低地上高は標準系と同様であり、SUVらしい走行性能とは言い難いが、外観の印象が大きく変わっている。相対的には標準系はファミリー色が、ファンクロス系はレジャー色が濃く、前提用途向けにキャラ付けを選べるのも「らしさ」である。



“タントらしさ”ココにあり!!
・センタピラーレスで楽々乗降
・見晴らし良好、なごみのキャビン
・SUVルックでレジャー感マシマシ

“らしさ満点”グレードは?
ファンクロス ターボ

軸脚を「ファミリー」と「レジャー」のどちらに置くかが選択の要点。街乗りファミリー用途ならNA仕様の標準系でもいいが、レジャー志向で選ぶなら遠出も考慮してターボだ。雰囲気を含めたレジャー向けの本命はファンクロスだが、標準系のXターボよりも約10万円高となり、コスパなら標準系でもよい。なお、X以上はACCのOP装着も可能である。