シトロエン「C5エアクロスSUV」マイナーチェンジ　デザイン変更

　ステランティス・ジャパンは11月1日、「C5エアクロスSUV」をマイナーチェンジし、同日より全国のシトロエン正規ディーラーにて発売した。メーカー希望小売価格帯は4,879,000円～6,376,000円（消費税込）。

シトロエンの最新デザインコード導入　直線的でモダンなデザインに

　今回のマイナーチェンジでは、フロントフェイスを中心にデザインを変更。丸みを帯びたフロントフェイスに直線的な要素を取り入れ、モダンなデザインとした。中央に独立タイプのダブルシェブロンを配し、その左右に向けてピアノの鍵盤を思わせる縦型のクロームドットが走り、ヘッドライト内部の上下に伸びるデイタイムランニングライトに繋がる。シグネチャーライトにはV字シェイプを採用し、精悍さを際立たせた。

　また、フロントバンパー下部のエアインテークのグリッドは、シトロエンのアイコンであるダブルシェブロンをモチーフとしたデザインで、ボトムにはスキッドプレート風の装飾を追加。フロントサイドのエアスクープとボディサイドのエアバンプには、アクセントカラーを設定している。リアのLEDライトクラスターは、3D効果が際立つ立体感を強調するデザインで存在感を高めた。ルーフはブラックのルーフレールと一体となるようなバイトーンで、フォルム全体を引き締めている。なお、18インチアルミホイールもダイアモンドカットを施した新デザインを採用している。

上質感と快適性を追求したインテリア

　インテリアは全てのシートにシトロエン独自のアドバンストコンフォートシートを採用。低反発効果のある高密度ウレタンをベースに、表層部を厚さ15mmのスポンジを挟み込んで快適な座り心地を実現するとともに、長距離ドライブの疲労軽減も図られている。後席はフルサイズの3席独立シートを採用し、各席にリクライニング機能と150mmの前後スライド機能を備えた。

　上級グレードの「プラグインハイブリッド（PLUG-IN HYBRID）」と「シャインパック（SHINE PACK）」は、ダークブルーのナッパレザーと黒のパーフォレーテッドレザーのコンビネーションシートを搭載し、上質な座り心地をさらに追求。加えてフロントシートヒーターや、シートバックに内蔵された8つのエアバッグで長距離ドライブをサポートする運転席マルチランバーサポートを採用し、快適性を高めた。「シャイン（SHINE）」グレードのシートはアルカンタラとテップレザーのコンビネーションを採用している。いずれのシートにも、ダブルシェブロンをモチーフとしたブルーステッチをアクセントに施した。

　センターコンソールは、シフトセレクターとドライブモードセレクターをコンパクト化したことにより、小物入れの容量を拡大している。

　ラゲッジルームは通常時で約580L、最大で約1,630Lの容量を確保。ハンズフリー電動テールゲートを搭載し、荷室の利便性を高めた。

パワートレインはPHEV/ガソリン/ディーゼルの3種類

　パワートレインはPHEV、ガソリン、ディーゼルの3タイプを用意。PHEVは最高出力180ps /最大トルク300Nmを発揮する1.6L 4気筒DOHCガソリンターボエンジンと、フロントアクスルに搭載した最高出力110ps /最大トルク320Nmを発揮する電動モーターを組み合わせた。トランスミッションはPHEV専用の電動対応型8速AT「e-EAT8」を搭載する。
　駆動用のリチウムイオンバッテリーは容量13.2kWhで、EV走行可能距離は65km。満充電時間の目安は普通充電器（200V 3kW）で約5時間、ウォールボックスタイプの普通充電器（200V 6kW）で約2.5時間としている。

　このほか、スノーモード/マッドモード/サンドモードを切り替えて悪路走破性を高めるアドバンストグリップコントロールを搭載。急斜面の下り坂などで安定性に寄与するヒルディセントコントロールも装備している。

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