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更新日:2022.06.23 / 掲載日:2022.06.23
BMW 新型「M3 ツーリング」発表 M3に新たなバリエーション

BMWは現地時間の6月22日、M3シリーズ4番目のボディタイプとなる新型「M3 ツーリング」を発表した。同モデルは6月23日より開催の英グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで初公開される後、2022年11月よりミュンヘン工場にて生産開始予定。
BMW M社50周年の年に誕生したツーリングワゴン


同モデルは、セダン、クーペ、コンバーチブルをラインアップする現行M3シリーズに新たに加わるツーリングワゴン。BMW M社が50周年の節目を迎えた年に誕生したモデルで、M3およびM4の開発で得た技術力とノウハウを凝縮。グレードは「M3 コンペティション ツーリング」のみが設定される。
パワートレインは最高出力510PS、最大トルク650Nmを発揮する3.0リッター直列6気筒Mツインパワーターボエンジンを搭載し、トランスミッションはドライブロジック付8速Mステップトロニック・トランスミッションが組み合わされる。0-100km/h加速は3.6秒、最高速度は250km/hに到達するが、Mドライバーズパッケージを選択して最高速度を280km/hに引き上げることも可能としている。また、駆動方式はAWDの「M xDrive」を搭載した。
ダイナミックなオーラを放つエクステリアデザイン






M3ツーリングは、Mハイ・パフォーマンス・モデルならではの敏捷性や精密さに加え、ツーリングワゴンとしての日常的な実用性や長距離走破性といった特徴を表現するため、そのデザインはラインアップの中でも明確な差別化が図られているという。
フレームレスのキドニーグリル、大型のサイドエアインテーク、大きく張り出したサイドスカート、彫りの深いホイールアーチといった要素は車両の持つダイナミックさを表現。サイドのMギルやエキゾーストテールパイプも特徴的だ。また、ルーフはブラック・ハイグロス仕上げを標準仕様とし、標準装備のルーフレール、ルーフスポイラーの専用ガーニー・エアダイレクト・フラップも同様のカラーリングで塗装される。
コックピットで感じるレーシングフィーリング



内装では、フルデジタルのBMWカーブド・ディスプレイを標準装備。12.3インチのインフォメーション・ディスプレイと対角14.9インチのコントロール・ディスプレイで構成され、M専用のグラフィックやウィジェットを表示する。また、最新世代のBMW iDriveを搭載し、BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントやAppleCarPlayおよびAndroid Autoとの連携機能、BMW IDとMy BMWアプリによるパーソナライゼーションといった先進的な機能を利用できる。このほか、3ゾーン・オートマチック・クライメート・コントロール、BMW Live Cockpit Plus、アンビエント・ライティング、ハイファイ・スピーカー・システム、内外装ミラー・パッケージなど、快適性を高める装備も揃えられている。
標準装備の電動調整式Mスポーツシートは表皮にメリノレザーを採用、メモリー機能およびシートヒーターが備わる。こちらはオプションでMカーボン・バケットシートを選択することで、9.6kg軽量化できる。一方のリアシートはフルサイズの3人乗り仕様で、40:20:40の分割可倒式を採用。乗員数や荷物量に応じたシートアレンジが可能で、積載量は標準時の500Lから最大1,510Lまで拡張可能としている。さらに、オートマチック・テールゲート・オペレーションを標準装備する。
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