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更新日:2022.06.21 / 掲載日:2022.06.21
ブガッティ創業者長女に捧ぐアールデコ調シロン/シロンスポーツ発表

ブガッティは現地時間の6月20日、ブランドの創業者であるエットーレ・ブガッティの長女、レベ・ブガッティに捧げる特別仕様車「シロン/シロンスポーツ レベ」を発表した。同モデルは全世界で500台限定生産モデルであるシロンシリーズの最終ユニットとし、シロン レベ1台、シロンスポーツ レベを2台制作、既に納車が決まっているという。
レベが愛したアールデコ調の豪華なスタイル






同モデルは、レベが好んだアールデコのスタイルからインスピレーションを受けてデザイン。1937年のル・マン24時間レースを制したブガッティ タイプ57 G“タンク”を踏襲したキャラクターラインはゴールドのアクセントをまとい、ブルーのカーボンボディとの絢爛たるコントラストを織りなす。また、EBバッジやホースシューグリル、8.0リッターW16エンジンカバーの一部にもゴールドのハイライトをあしらい、装飾性を抑えたデザインのホイールもゴールドに彩られて美麗な雰囲気を醸し出している。
そのほか、格納式リアスポイラーの裏側やトレッドプレート、シートのヘッドレストにレベのサインをあしらい、彼女へのリスペクトを表現した。



ブガッティの歴史を表現したインテリア


キャビンはエクステリア同様、ダークブルーに彩られたカーボンを使用、ゴールドのハイライトをちりばめた。運転席側のドアパネルはシルクカラーのレザーをベースに、レイクブルーのハイライトを用い、初期のグランプリレーサーからEB110、ヴェイロン、シロンに至るまで、ブガッティを代表する車のビジュアルの進化を表すモチーフを描いた。助手席側のドアパネルは、これらのカラースキームを反転させている。また、センターコンソールにはこのデザイン画3台限りであることを示すナンバーが施されている。
同モデルについて、ブガッティ・オートモービルズの社長であるクリストフ・ピオションは「レベ・ブガッティによる父親の伝記は、エットーレ自身による数々の日記、初期の従業員、顧客、ビジネスパートナーからの手紙、そして彼女自身の体験で構成されています。エットーレの人柄、目標、そして彼や彼の製品への感謝の気持ちを理解するのにとても役立ちます。これらの記録により、ブガッティのDNAを現代に伝えることができ、今日に至るまでそのエッセンス、完成度、品質基準を維持することができたのです。このユニークな構成と、最終モデルのシロンとシロンスポーツに彼女の名前を使用することで、私たちのブランドの歴史にふさわしい地位を彼女に与えたいと思いました」と語っている。



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