BMW　新型2シリーズアクティブツアラー発表　モダンなスタイルに

　ビー・エム・ダブリューは6月14日、プレミアム・コンパクトSAT （スポーツ・アクティビティ・ツアラー）「BMW 2シリーズ アクティブ ツアラー」の新型モデルを発表、全国のBMW正規ディーラーにおいて同日より販売を開始した。同モデルでは、エクステリアおよびインテリア・デザインをよりモダンなものに刷新、最新のコネクティビティも備えた。納車は本年6月以降を予定し、メーカー希望小売価格は4,180,000円～4,760,000円（消費税込）。

キドニーグリルを大型化　スポーティな印象際立たせたエクステリア

　フロントデザインにおいては、八角形をイメージしたBMW伝統のキドニー・グリルを大型化し、モダンなビジュアルに。両サイドへ流れるようにデザインされたアダプティブLEDヘッドライトが、スポーティなスタイルを強調する。
　リアにおいては、ワイドさを強調したパワフルなスタイルながら、排気口を車両下部に隠してモダンかつスタイリッシュな印象も兼ね備えた。
　サイドでは、ドアハンドルとドアパネルを一体化したフラッシュハンドルを採用。スポーティかつエレガントなイメージを与えつつ、優れた空力特性にも寄与する。

カーブドディスプレイを採用したインテリア　シフトレバーはスイッチ式に

　インテリアは、BMWのコンパクトクラスでは初となるBMWカーブドディスプレイを採用。メーターパネルとコントロールディスプレイを一体化して大型化し、運転席側に傾けた設計によって視認性とタッチパネルの操作性を高めた。
　センターアームレストは、スイッチ式を採用したシフトセレクターをはじめ、ドライブモードセレクターやスタート/ストップスイッチなどといった操作系を集約、機能的かつモダンな印象を醸し出している。また、センターコンソールにはワイヤレス充電機能を備えたトレイを配し、利便性を高めた。
　リアシートは40:20:40分割可倒式を採用し、乗員人数や荷物量に応じたシートアレンジが可能に。後席に3名が乗った状態でも、最大130mm前方にスライドさせて荷室を広げることができるほか、背もたれを直角にするだけでも容量を90L広げることが可能としている。

エンジンはガソリン/ディーゼルの2タイプ　先進安全機能「ドライビング・アシスト」標準装備

　パワートレインは2種類を用意。ガソリンエンジン搭載モデルは、1.5L直列3気筒BMWツインパワーターボガソリンエンジンを採用し、最高出力156PS（115kW）/5,000 rpm、最大トルク230Nm/1,500-4,600rpmを発揮、7速DCTが組み合わされる。
　ディーゼルエンジン搭載モデルは、2.0L直列4気筒BMWツインパワーターボディーゼルエンジンを搭載、最高出力150PS（110kW）/4,000 rpm、最大トルク360Nm/1,500-2,500rpmを発揮し、こちらも7速DCTとの組み合わせとなっている。

　安全機能については、高性能カメラ＆レーダーおよび高性能プロセッサーによる高い解析能力で精度と正確性が向上した、最先端の先進安全機能ドライビング・アシストを標準装備。アクティブクルーズコントロール（ストップ＆ゴー機能付）、レーンチェンジウォーニング（車線変更警告システム）およびレーンディパーチャーウォーニング（車線逸脱警告システム）、衝突回避・被害軽減ブレーキ（事故回避ステアリング付）、クロストラフィックウォーニング、ペダル踏み間違い急発進抑制機能を備えている。
　さらにパーキングアシスタントも標準装備し、車両が時速35km以下で直前に前進したルートを最大50mまでを記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることが可能となるリバースアシスト機能が採用されている。

最新のコネクティッド機能を備える

　コネクティッド機能においては、車載通信モジュールによってドライバーや車両と情報をITネットワークで繋ぐBMWコネクテッド・ドライブを導入。スマートフォン向けアプリ「My BMW」との併用で、車両の管理やロックの解除（BMWデジタルキープラス）なども可能に。音声認識でナビゲーションなど各種機能を操作できるBMWインテリジェントパーソナルアシスタントや、Amazon Alexaなども導入し、快適性も高められている。

BMW 2シリーズ アクティブ ツアラーとは

　BMW 2シリーズ アクティブ ツアラーは、ダイナミックなスタイリングとスポーティな運動性能に、広い室内と高い機能性、快適性、安全性を融合したモデルとして、2014年に誕生。初代モデルは、BMWブランドとして初となるFFベースのパワートレーンを採用して、高レベルでの「駆けぬける歓び」を実現、さらにロングドライブ時の快適性や最新のクリーンディーゼルを搭載したことによる経済性を兼ね備えたファミリーユースでの利便性などが評価され、2015-2016日本カー・オブ・ザ・イヤー（主催：一般社団法人「日本カー・オブ・ザ・イヤー」実行委員会）において、インポート・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞している。

主要諸元＆メーカー希望小売価格一覧

主要諸元

※M Sportモデルの全高は、1,565mm

メーカー希望小売価格一覧

※上記のメーカー希望小売価格は、付属品価格、税金（消費税を除く）、保険料、登録に伴う諸費用を含まない車両本体価格

※右ハンドル仕様、DCT仕様