新型車情報
更新日:2021.03.29 / 掲載日:2021.03.29
ベントレー ハイパフォーマンスの新型「コンチネンタルGTスピード」発表

ベントレー史上最高の運動性能を誇る新型「コンチネンタルGTスピード」
ベントレーモーターズは現地時間の3月23日、新型「コンチネンタルGTスピード」の詳細を発表した。同モデルは最高出力659PS、最大トルク900Nmを発揮するW12エンジンを搭載するほか、スポーツ性能を最大限発揮するための新たなシャシー技術を採用するなど、ベントレー101年の歴史の中で最も高い運動性能となった。価格はまだ明らかにされていない。
驚異的なパワーと加速性能がスリリングなパフォーマンスを生み出す

6.0リッターW12 TSIエンジン
新型「コンチネンタルGTスピード」はベントレーの代名詞ともいえる6.0リッターW12 TSIエンジンの改良版を搭載する。最高出力は現行のW12モデルを24PS(4%)上回る659PS、最大トルクは900Nmという驚異的な性能を発揮。このエンジンがもたらす最高速度は335km/h、0-100km/h加速は3.6秒となり、現行モデルより0.1秒短縮された。
エンジンとトランスミッションはドライバー重視という、同モデルの資質を活かした仕様に。その特性が最も顕著に現れる「スポーツ」モードではドライバーのアクセル操作に対し、クルマがより機敏に反応するようにチューニングが施されている。また、「スポーツ」モード時にはスタンダードなW12モデルと比べて、8速デュアルクラッチトランスミッションが2倍の速さで変速するのも、スピードモデルならではの特徴となっている。
専用の新たなシャシー技術が高度なスポーツ性能を支える

今回、新たなシャシー技術を同モデル専用として採用。こちらもスポーツ性能を引き出すうえで重要なトピックとなっている。
新設計のエレクトロニック・オールホイール・ステアリング
エレクトロニック・オールホイール・ステアリングは新設計とし、ドライブモードを「ベントレー」や「コンフォート」にしたときの動的性能を高め、「スポーツ」モードではパワフルな本領が存分に発揮される。アクティブAWDも搭載され、「ベントレー」と「コンフォート」においては前後ホイールのグリップバランスを調整し、「スポーツ」では、どのような走行シーンでもトルクがリア寄りに配分されるようになった。
ベントレー初導入のエレクトロニック・リア・デファレンシャル
エレクトロニック・リア・デファレンシャル(eLSD)は、ベントレーでは初導入の技術。左右方向の許容範囲の拡大、前後方向の安定性の向上、アクセルオン時の調整の強化を実現し、悪路ではトラクション性能を高める効果をもたらしている。
安定性を保つエレクトロニック・スタビリティ・コントロール
エレクトロニック・スタビリティ・コントロール(ESC)はでこぼこな路面や傾斜面、または荒天時でも安定性を保つ機能。「ダイナミック」モードにするとESCの介入が抑えられ、コーナリング時の車両姿勢を自身でコントロールできる。
軽量化にも寄与したカーボンセラミックブレーキ
耐フェード性に優れた、新設計のカーボンセラミックブレーキはオプションとして導入される。確かな制動力に加えて、素材をカーボンセラミックにすることによってばね下重量が33kg以上も軽量化。ブレーキダストの発生を抑える効果も持ち合わせている。
パワフルさと優雅さが共存したエクステリア
ベントレー 新型「コンチネンタルGTスピード」
エクステリアは、アスリートを思わせるパワフルな佇まいと、ゆったりとした優雅な雰囲気を兼ね備えたディテールが魅力を放つ。
ラジエターグリルとバンパーロアグリル、ラジエターマトリクスをダークティントとし、造形美を感じさせるドアシルを採用。フロントフェンダーにはクロームのスピードバッジをあしらう。
ホイールはブライトシルバーのスピード専用22インチホイール。オプションでダークティント仕上げまたはブラックグロス仕上げを選択することも可能だ。
両サイドのドアシルにはイルミネーション付きベントレートレッドプレートが取り付けられており、スピードモデルとしての自信と誇りが伝わる。
ラジエターグリル
スピードバッジ(クローム)
スピード専用22インチホイール(ブライトシルバー)
イルミネーション付きベントレートレッドプレート
職人技を凝縮したラグジュアリーなキャビン

ベントレー 新型「コンチネンタルGTスピード」キャビン
新型コンチネンタルGTスピードのキャビンはベントレーの職人技を凝縮した、ラグジュアリー感溢れるものとなった。
室内はレザーとアルカンターラで手仕上げされたデュオトーンカラースプリットで彩られ、ステアリングホイールも同様のカラーで統一。インテリアをさらに自分好みに演出できるよう、メインハイド15色とセカンダリーハイド11色を用意し、スピード専用カラースプリットではアルカンターラをレザーに置き換えることも可能。センターコンソールのオプションとして、エンジンターン加工されたダークティントのアルミニウムも新たに追加され、カスタマイズの楽しみがより広がった。
「ダイヤモンド・イン・ダイヤモンド」キルトは標準装備となっており、ヘッドレストに施された「Speed」の刺繍が通常モデルとの違いを示す。
ウッドパネルは標準設定のPiano Blackをはじめ、様々な種類を用意。Crown Cut Walnut、Dark Stained Burr Walnut、Dark Fiddleback Eucalyptusは無償オプション、オープンポアはDark Burr Walnut、Crown Cut Walnut、Koaの3種類が設定されている。さらに最先端のインストルメントパネルとベントレーローテーションディスプレイが加わる。
トランク容量は358Lを確保しており、グランドツーリングカーとしての機能性も備わった。
リアシート
「ダイヤモンド・イン・ダイヤモンド」キルト
インストルメントパネル
ベントレーローテーションディスプレイ
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