新型車情報
更新日:2020.02.28 / 掲載日:2020.02.28

MITSUBISHI 新型eKスペース/ek Xスペース 2020年2月発売!

新型eKスペース/ eK Xスペース

この記事の目次

● eKスペース標準仕様に当たるeKスペースは、ライバル勢よりは個性的な顔立ちだが、クロス系と比べると落ちついた雰囲気が強い。ターボグレードの設定も有力など、eKワゴンより上位設定モデルになりそうだ。年明け早々のデビューが有力視されていた、eKスペースの全貌が明らかになった。オートサロンで展示されたプロトモデルを見る限り、従来型からの飛躍は予想以上。この先の春商戦でも大きな注目を集めそうだ。●文:川島 茂夫/編集部●写真:長谷川 徹/編集部

● 新型デイズルークスも間もなく発売開始!eKシリーズは日産との共同開発モデル。eKスペースと兄弟関係になる次期デイズルークスも、編集部にはそろそろ事前商談が始まるという情報が届いているなど、ほぼ同時期にデビューするはずだろう。eKスペースの進化を考えれば、次期デイズルークスも相当期待できそうだ。

外観デザインが異なる 2つの仕様を設定

 タントを元祖とするスーパーハイト軽自動車は、タウンユース向けファミリーカーのスペシャリストというイメージが強い。それは間違ってはいないが、それだけと決めつけてしまうのは少し視野が狭すぎる。間もなく正式発売される新型eKスペースとeKクロス スペースを見ると、そんな想いが強くなる。

 eKスペースとeKクロス スペースの主な違いは、現行eKワゴン/eKクロスと同様にフロントマスクを中心としたエクステリアの仕立ての差だ。また、eKワゴンではターボ車の設定はされていないが、eKスペースにはターボ車も設定されるようだ。

 オートサロンで展示されていたプロトタイプの印象になるが、同じ標準設定でもeKワゴンに比べてeKスペースは、経済車感が薄く、「スペース」の標準系とクロス系は、ユーザーの好みで選び分けするものと考えるのが自然だ。

 従来型のeKスペースと同様に1.8m近い全高を活かした広大なキャビンや、リヤスライドドア機構を持つ広々としたドア開口部がセールスポイントになるが、それぞれに大きな改良が加えられている。

 まずは延長されたホイールベースにより有効室内長が拡大された。プロトタイプに乗り込んでみたが、フロントシートをゆったり目のドラポジにセットしても、リヤキャビンのニースペースやヘッドルームは悠々とした広さが確保される。フロントシートを最後端にセットしても、後席レッグスペースはさほど窮屈ではない。またスライドドアの開口幅も拡大されており、後席の乗降性も改善している。

メカニズム&装備は 現行eKワゴンがベース

プラットフォームとパワートレーンの基本構成は、先に発売されている現行eKワゴン(クロス)を踏襲する。ただし、eKワゴン系のNA仕様には標準型とハイブリッドが設定されるが、eKスペース系はNA/ターボともに全車ハイブリッド仕様となる模様だ。なお、ハイブリッドシステムはクランク軸直結プーリーと連結したISGと専用リチウムイオン電池を用いたマイルドハイブリッド方式を採用する。走行関連の新機能として、急降坂時に低速を自動維持するヒルディセントコントロールが、国内向けミツビシ車として初採用されるようだ。

 安全&運転支援機能は現行eKワゴンと同様に日産プロパイロットの移植版「マイパイロット」を採用。停車維持機能を備えた全車速型ACCや走行ライン制御型LKAなど、国産車トップレベルの運転支援機能が与えられる。マイパイロットが設定されるグレードは不明だが、パワートレーンが全車マイルドハイブリッド仕様になっていることや、ターボ車の設定を考えれば、eKスペースは標準/クロス系ともに採用グレードが多くなることが予想できる。

 スーパーハイト軽は実力モデルが揃う超激戦区だが、個性的な2つのキャラと、充実した装備&機能を揃える新型eKスペースは、ファミリー&レジャーの両面から、大きな注目を集める可能性が高い。

eK Xスペース

クロスデザインの大型グリルやアンダーガードを備える専用バンパーなど、SUVティストを強めた個性的な風貌は、eK Xスペースのアイデンティティの一つ。キャビンも通常仕様車に比べると上級志向が強い印象だ。

クロス系がダイナミックシールドの流れを汲むに対して、標準系はライト&グリルがさりげなくワイド感を強調する大人しめのデザイン。リヤコンビ周りの切り上がった造形も印象的だ。

カジュアルな雰囲気に包まれるキャビンはクロス系とも共通するデザイン。広めに取られたグラスエリアなど、スーパーハイト軽の基本をしっかり押さえた設計も見所の一つだ。

リヤシートは左右独立式の前倒タイプを採用。前スライド幅を最大にするとかなり広いスペースを活用することができる。積載性はもちろん、使い勝手に関してもしっかりと煮詰めている。

最新購入情報

● ティザーサイトは開設済み2月になれば、仮予約の商談が始まるだろう プロトモデルの公開に合わせてティザーサイトが開設されるなど、2月の正式発売に向けて動きが出てきた。現時点ではボディカラーが判明した程度だが、2月に入ればディーラーでティザーキャンペーンが始まり、仮予約の商談もできるはずだ。その時には設定グレードやパワートレーン&装備の組み合わせなども判明しているだろう。

eKクロスは全9色を設定

eK Xスペースは 全13色を設定

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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