自動車にかかる税金
更新日:2019.06.20 / 掲載日:2016.05.06
車のリサイクル料の仕訳の仕方
goo-net編集チーム
車を購入した際は、新車・中古車問わず、リサイクル料を支払う必要があります。
ここではリサイクル料を帳簿につける時は、
どのように仕訳をしたら良いのかについて見ていきましょう。
車のリサイクル料とは
2005年1月から施行された自動車リサイクル法により、
廃車時に発生するシュレッダーダスト・エアバッグ・フロン類の3品目は安全や環境に影響するため、
自動車メーカーが適正に処理するよう義務づけられました。
そのリサイクル処理に必要な費用は、車の所有者が購入時に負担することになっており、
この費用のことをリサイクル料と言います。
車のリサイクル料は購入時に支払いますが、その費用は資金管理法人が預かる形となり、
廃車時にその費用が使用されます。
リサイクル料の内訳
車のリサイクル料の内訳は大きく5つにわかれています。
シュレッダーダスト料金 、エアバッグ類料金 、フロン類料金、情報管理料金、資金管理料金です。
新車を購入するときはこの5つの料金を支払う必要があります。
中古車を購入する場合は、中古車の新しい所有者が新たにリサイクル料を支払い、
前の所有者が支払ったリサイクル料金は返金される仕組みになっています。
資金管理料金だけは一番初めの車の所有者が負担することになっているため、
中古車を購入する場合は、
シュレッダーダスト料金、エアバッグ類料金、フロン類料金、情報管理料金の4つを支払います。
リサイクル料の仕訳方法
車のリサイクル料は、購入した車や支払った時期で払う内容や内訳が異なってきます。
新車を購入した場合、シュレッダーダスト料金、エアバッグ類料金、フロン類料金、情報管理料金は、
資金管理法人が預かる形になるので費用の預託として資産計上し、
資金管理料金は損金(費用)として処理します。
中古車を購入した場合は、資金管理料金以外を支払います。
そのため新車購入時と同様費用の預託となり、資産計上します。
車を売却した場合は、資金管理料金以外が戻ってきます。
そのため資産計上していたリサイクル料の費用の預託分と相殺して処理します。
車を廃車処分した場合は、リサイクル料が実際に使われたと見なし、費用の預託分を損金処理します。