車とお金
更新日:2021.11.10 / 掲載日:2020.06.09

車にかかる税金の勘定科目はどれ?按分の方法についても解説!

車にかかる税金の勘定科目はどれ?按分の方法についても解説!

グーネット編集チーム

車にはさまざまな種類の税金がかかります。そのため個人事業主など、ご自身で経理処理をおこなう方であれば「どれがどの勘定科目なの?」と混乱してしまうことがあるのではないでしょうか? そこで今回は、車にかかるさまざまな税金について、それぞれの勘定科目を解説していきます。按分(あんぶん)の方法についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

車にかかるさまざまな税金の勘定科目は?

車にかかる税金で代表的なものは、以下の5つです。それぞれの勘定科目について、しっかりと確認していきましょう。

車検(点検)にかかる税金の勘定科目

車検や点検にかかる税金は、項目が細かく分かれています。車検ではさまざまな税金を一緒に支払うこともあり、ややこしいと感じる方も多いのではないでしょうか。 一般的な勘定科目をそれぞれの税金へ当てはめると、以下のようになります。 ・車検(点検)費用……修繕費、車両費 ・事務手数料……支払手数料、雑費 ・重量税(印紙代)……租税公課 ・自賠責保険料……保険料 ・法定諸費用……雑費 なお「雑費」は、事務手数料と法定諸費用、どちらの勘定科目にしても問題ありません。

保険にかかる税金の勘定科目

任意保険も自賠責保険料と同じく、勘定科目は「保険料」となります。 ただし、何年分かを一括で支払う場合は注意が必要です。この場合、支払った金額を年数で割り、一年分の金額を「保険料」として計上します。残った翌年以降分の金額は「前払費用」として翌期に計上します。 例えば、任意保険を2年分で4万円支払った場合、当期は2万円、翌期は前払費用として2万円を計上するという形です。

自動車税の勘定科目

自動車税、または軽自動車税の勘定科目は「租税公課」です。自動車税は排気量別に課税額が変わりますが、軽自動車は一律です。

燃料にかかる税金の勘定科目

燃料は消耗品であるため、頻繁に勘定すべき経費です。燃料は勘定科目が複数あり、下記4つのどれかで計上されます。 ・燃料費 ・車両費 ・旅費交通費 ・消耗品費 どれを選んでも問題ありませんが、基本的には普段使っている勘定科目に統一するのが好ましいでしょう。

タイヤやオイルなど消耗品にかかる税金の勘定科目

タイヤやオイルなどの消耗品は、ものによって勘定科目が異なります。タイヤ交換やオイル交換は「修繕費」や「車両費」に、ワイパーや洗車用具などは「雑費」や「消耗品費」、「車両費」に計上されるのが一般的です。

自動車税の按分とは?

按分(あんぶん)とは「割り振ること」を意味します。自動車税の場合は、自家用車としても事業用車としても車を使う場合に用いられます。個人事業主であれば、当てはまる方も多いのではないでしょうか。 自家用車としても車を使用している場合、自動車税などを全額経費にすることはできません。経費として認められるのは、あくまで“事業用として使った分”だけです。 それでは、自動車税はどのような基準で按分すればいいのか、以下で詳しく紹介します。

自動車税を按分する際の基準は?

自動車税の按分する際は、次のいずれかを基準に計算します。 ・走行距離 ・利用回数 ・利用時間 なかでもよく使われるのが、走行距離です。走行距離から、事業で利用した分の距離を差し引くことで、簡単に按分することができます。例えば、総走行距離が5万kmで、事業として利用した分の距離が3万kmであれば、自動車税の6割が経費として認められます。

自動車税を経費として落とすなら必ず記録を残すこと!

自動車税を経費として落とすなら必ず記録を残すこと!

グーネット編集チーム

自動車税に限った話ではありませんが、経費として計上するものは、必ず記録を残さなければなりません。個人事業主の方であれば、領収書を発行してもらっている方も多いでしょう。 「経費=領収書」というイメージがありますが、実は領収書である必要はありません。大きな金額でなければ、レシートでも問題なく経費として計上が可能です。ただし、数万~数十万円単位の金額の場合は、領収書を発行してもらった方が望ましいことを覚えておきましょう。

まとめ

今回は、車にかかる税金の勘定項目と按分についてご紹介しました。車を利用しているとさまざまな税金がかかり、それぞれで勘定科目が異なります。 自家用と事業用とで車を共用している場合は、走行距離・利用回数・利用時間から按分し、計上することができます。経費計上する場合、大きな金額でなければレシートでも構いませんが、数万円~数十万円の大きな金額になる場合は領収書を発行してもらい、管理しましょう。 車に関わる税金を経費で計上する際、勘定科目がわからなくなってしまったときには、ぜひこのページを参考にしてください。

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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