燃費の良いキャンピングカーとは？燃料や車選び、燃費向上のコツを解説

キャンピングカーの燃費を気にするのであれば、低燃費キャンピングカーを選ぶことが重要です。しかし、自身の要望を加味してキャンピングカーを選ぶ場合は、その中でできる限り車体が軽くなるように考えることが大切です。そのために、重要なのは「車内に無駄な空間を作らないこと」や「必要以上の設備を搭載しない」といったことになります。

キャンピングカーを購入する際、家族の成長を考慮したり、快適性を重視して車内が広々としたキャンピングカーを選ぶことも選択の一つですが、あまりに広すぎる車内となると使わない空間が生まれてしまうことがあります。居住空間の広さに比例して車体も大きくなるため、燃費もその分悪くなってしまいます。そのため、無駄な空間が出ない広さを選ぶようにしましょう。

キャンピングカーにはサブバッテリーを搭載するのが一般的ですが、それ以外のエアコンやヒーター、トイレ、シャワー設備などは目的や予算に合わせて選ぶようにしましょう。その際、搭載する設備が多いと車体が重くなり燃費の悪化につながるので、必要最低限の設備に絞ることが大切です。

キャンピングカーの燃費は使用する燃料によっても違ってきます。
国産車の場合は、ガソリンよりもディーゼル、ディーゼルよりもハイブリッドの方が低燃費です。とはいえ現状では、ハイブリッドのキャンピングカーは選択肢も少なく、車両価格もガソリンやディーゼルのキャンピングカーに比べて高額な傾向にあるため、実際の選択肢としてはガソリンかディーゼルの2択が主となるでしょう。

燃費で考えると、ディーゼルの方がガソリンに比べ2割ほど燃費が良くなりますが、エンジン音に関してはガソリンの方が静かです。特に高速走行時は会話が聞き取りにくくなるため、大きめの声で話す必要があります。
また、輸入車に関しては、主流であるヨーロッパのキャンピングカーやアメリカのキャンピングカーでディーゼルがほとんどとなっています。

キャンピングカーの燃費は、ちょっとした工夫で向上させることが可能です。どれもコストをかけず簡単に実践できることなので、ぜひ参考にしてみてください。

これはキャンピングカーに限ったことではありませんが、エアコンを使用するとその分燃料が消費されるため、燃費が悪くなります。キャンピングカーの広い車内を冷やすとなれば、かなりの燃料が必要になるといえるでしょう。そのため、窓を開けて空気を循環させるなどの工夫をして、エアコンに頼りすぎないことが大切です。
ちなみに、暖房に関してはエンジンの余熱が利用されるため、燃費にはほとんど影響しません。

キャンピングカーは車内が広いため、さまざまな荷物を積むことができます。しかし、必要ない荷物まで積んでしまうとその分車体が重くなり、燃費の悪化につながります。

車種にもよりますが、キャンピングカーのガソリンタンクは100L以上のものがほとんどなので、満タンにすると重量が増え燃費の悪化につながります。そのため、給油の回数は増えますが、20Lくらいずつ給油するのがおすすめです。

車の燃費に影響する要因はさまざまですが、キャンピングカーの場合は車体の重さが燃費に大きく影響するといえます。そのため、キャンピングカーを選ぶ際は無駄な設備や空間がないことを確認することが大切です。
また、エアコンを使わないようにしたりするだけでも燃費は向上するので、ぜひ実践してみてください。