レクサスのプレミアムSUV・NXは燃費がいい？悪い？実際どうなのか、調べてみた

　レクサス・NXは2014年に誕生したクロスオーバーモデル。当時、先に国内導入されていたLX、RXに比べてひと回り小さなサイズであったことからメーカーでは「コンパクトクロスオーバーSUV」としていますが、実際には全長4,660mmありミドルサイズに分類されるモデルです。

　そんなNXは現行モデルとなる2代目で当時ブランド初のPHEVを導入。既存のハイブリッド車、ガソリン車と併せて多彩なラインナップを展開しています。となれば気になるのは燃費性能。ブランドイメージである上質さ、洗練さに注目しがちですが、燃費面の実力はどれほどなのでしょうか。

　そこで今回は、NXの燃費性能をリサーチ！ 新旧モデルを比べてみました。

まずはカタログ燃費をチェック！

　はじめに、現行型である2代目NXのカタログ燃費を見てみましょう。

　カタログには「市街地モード」「郊外モード」「高速道路モード」という区分での数値も掲載されていますが、今回は基準となる数値をピックアップしています。

　まずはハイブリッド車とPHEVから。

　続いてガソリン車。今回は現在販売中のNX350に加え、2025年6月で販売終了となったNX250のラインナップもまとめました。

　20km/L超えを達成しているハイブリッド車に注目です。

気になる実燃費は…？

　では、実燃費はどのようになっているでしょうか。今回はハイブリッド車とガソリン車についてリサーチしました。

　まずはハイブリッド車から。

　カタログ値通りの20km/L超えとはならなかったものの、2WDは19.23km/L・燃費達成率90.1％と高水準を達成。AWDも燃費達成率86.7％で高い数値となりました。

　続いて、ガソリン車。こちらもNX250、NX350の両方をリサーチしました。

　いずれもカタログ値と比べると3km/L前後低い数値に。ガソリン車全体で見ると10km/L程度の燃費が期待できるという結果になりました。

先代モデル（10系）のカタログ燃費と実燃費は？

　続いて、先代モデルの数値です。まずはカタログ燃費から。

　次に、実燃費。ハイブリッド車、ガソリン車の順で掲載しています。

　いずれも現行型に比べて数値が下回るものの、ハイブリッド車はAWD・2WDともに燃費達成率90％超えでほぼカタログ値通りの燃費に。特に2WDは97.9％と高水準です。

　一方のガソリン車は10km/Lを超えられず、やや心もとない結果となりました。

先代型はタマ数が増加傾向に！中古車も検討して賢いお買い物を

　今回のリサーチでは、燃費最優先で選ぶなら現行型に軍配が上がる結果となりました。しかしハイブリッド車については先代モデルも優秀な数値を出すことが可能です。そんな先代モデルは2021年に販売終了しており、今後タマ数の増加が見込めます。グーネットでは既に2018～2020年式の個体が600台を超えており、意外な掘り出し物が見つかるかもしれません。

　2025年11月現在でグーネットには、約1,900台のNXが登録されており、あなたの希望に見合う一台がきっと見つかるはず。次の愛車探しの際には、グーネットでお気に入りの一台を探してみてはいかがでしょうか。