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更新日:2024.11.03 / 掲載日:2024.10.30
愛車のこと、教えてください!キャンプ系車スナップ #2 【フォルクスワーゲン タイプ2】
ということで、2024年9月に静岡県富士宮市のキャンプ場、ふもとっぱらにて開催されたキャンプイベント「GO OUT CAMP vol.20」に潜入し、総勢15名のこだわり派キャンパーの自慢の愛車を拝見しました!
【フォルクスワーゲン タイプ2】ついに巡り合った憧れのビンテージキャンパー

ビンテージ感のあるオフホワイトのボディが曇天のふもとっぱらによく映えるこちらは、フォルクスワーゲン タイプⅡといわれる名車「トランスポーター」。愛好家のいう「レイトバス」の中でも後期にあたる1978年式だ。

これまでジープやゲレンデヴァーゲンを乗り継いできたオーナーのKUMAさん。元々キャンプが好きだったことからキャンピングカーの購入を検討するようになり、最終的に行き着いたのがこのタイプⅡのウェストファリアだったという。
「レトロなキャンピングカーが欲しいと思っていたのと、以前から『いつかワーゲンバスに乗りたい』と思っていたことから、タイプⅡのウェストファリアを探していたんですが、妻がオートマしか乗れないこともあって、ウェストファリアでかつオートマで、となると条件がかなり絞られるので探すのに結構時間がかかりました」と、年式の古い車だけに、探すのにはそれなりの苦労があったそう。

気に入っている点としては「全体です。キャンピングカー仕様なのもいいですし、見た目もカワイイですし、走っていて声を掛けてもらえることも多いので、所有満足度はかなり高いです」と語ってくれた。
また、旧車ならではの故障トラブルについては「やっぱり古い車なので故障はしますし、修理には2~3ヶ月かかったりとそれなりに手は掛かりますが、そこも含めてカワイイなぁと思ってます(笑)」と、世話の焼けることさえ魅力に感じられる深い愛情が垣間見えた。

また、こだわっている点は内装にあるという。「外装はほとんど何もしていないんですが、内装はほぼ全て手を加えています。特に家具やインテリアにはこだわっていて、クルマに合うモノをちょこちょこ調達してアップデートしています」。
最後に、「ゲレンデだと移動中に後部座席で子供たちが喧嘩してしまうことも多かったんですが、ワーゲンバスなら後部座席も広いですし楽しいのもあってか喧嘩することがなくなったんですよ(笑)」と笑顔で語ってくれた。
こだわりの詰まったクルマは、家族の距離を縮めてくれるコミュニティスペースとしても一役買ってくれているようだ。





写真と文/榎本剛