キャンパーたちのアウトドア系愛車スナップ #9 【トヨタデリボーイ】

季節は初夏に突入し活況を呈するキャンプシーンだけど、切っても切れない関係にあるのが車の存在。時には移動の足であり、時には寝床であり、時には倉庫であり…。実はキャンプは、車の持つ様々な機能が一度に発揮されるシーンだったりする。

今回、4月に富士山の麓のキャンプ場「ふもとっぱら」にて開催されたキャンプフェス「GO OUT JAMBOREE 2024」にお邪魔して、おしゃれキャンパーたちの愛車をスナップ！シーズン幕開け早々に集ったアウトドア好きたちの愛車を拝見した。

【トヨタデリボーイ】意図せぬ出会いもいまや愛くるしい、ファニーな相棒

鮮やかなイエローのボディで一際強い存在感を放っていたのは、個人商店の小口集配送に適したクルマとして開発されたトヨタのデリバリーバン「デリボーイ」だ。

3年前に約40万円で購入したということだが、なんでも自分では車を購入した記憶はないという。というのも、車の買い替えを検討していた頃、ある晩お酒を飲み過ぎてしまい、酔った勢いでヤフオクで落札したものの記憶がなく、翌朝に購入完了の通知が来たことで思い出したそうで「それはもう冷や汗ものでしたよ（笑）」という仰天エピソードを語ってくれた。

とはいえ、元々デリボーイは気になっていたこともあり、今ではすっかりお気に入りの1台に。持ち前のファニーなルックスと商用車らしいシンプルな内装を活かし、得意のDIYスキルで内装をカスタム。「ハワイっぽさ」をテーマに内装を全面ウッド張りにし、ハワイアンログハウスさながらの爽やかかつ温もりのある空間に仕上げていた。

思いがけない購入体験ながら、現在は愛車といえるほどに思いの詰まったこちらの1台を見ていると、中古車選びはもっと肩の力を抜いて気軽に選んでみてもいいのかもしれない、なんて気もしてくる。