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更新日:2023.11.22 / 掲載日:2023.11.22
バスの中に本格薪サウナと和室を完備!?オフグリッド移動空間「サーモ」発表

アドレスホッパー(本社:東京都千代田区)など4社からなるSAAMOプロジェクトチームは11月21日、本格的な薪サウナと温冷水シャワー、電源を備えた、オフグリッド移動空間「SAAMO(サーモ)」を発表した。
インフラや自然環境に依存することなくサウナ体験ができる移動式空間

SAAMOは、” Sauna as a movable oasis “の略称で、今後来るべきモビリティの未来に先駆けて、移動空間内での体験を構想し、社会実装するためのプロダクト。アドレスホッパー社のほか、ソフトウェア開発ベンダーのフェリックス(東京都板橋区)、イベント事業を展開するSUNDAY FUNDAY(東京都杉並区)、新規事業開発やブランディング事業を手掛けるNOD(東京都渋谷区)が参画している。
中古の大型観光バス(日野セレガ)をリノベーションし、下部トランクには給排水タンクや給湯設備、ポータブル電源を搭載。さらに乗車部奥にはフィンランドNARVI社製の薪ストーブを備えた5名収容のサウナ室、乗車部手前には約四畳半の畳の和室空間を備える。
既存インフラへの系統接続も可能で、利用環境や利用人数に応じてオフグリッド/オングリッドを切り替えることもできる。



サウナは、火や水など、モビリティ空間内で扱いにくい要素が多く、未来のモビリティを構想する上で面白いチャレンジになると考え、今回の企画に至ったという。
サウナ・冷水浴・休憩までが車内で完結できることで、天候に左右されることなく、都市や自然など場所を選ばず、あらゆる場所で“ととのう”環境を立ち上げることができるとしている。
また、地域資源を活かしたサウナ体験作りにも積極的に取り組んでいくとし、その取り組みの一環として、島根県大田市温泉津町の「石州瓦」の技術を活かしたサウナストーンを搭載している。

約四畳半の畳の和室空間は、装飾や什器のないフラットな空間となっており、サウナと掛け合わせた自分好みの体験にカスタマイズして利用することが可能。
例えば、仕事をする、休憩する、瞑想する、茶を嗜む、アートを鑑賞する、などサウナに入ることで研ぎ澄まされた感性を活かしたコラボレーションができるとしている。



ウェブサイト:
https://saamo.jp/
公式Instagram:
https://www.instagram.com/saamo.sauna/
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