ローカライズ
更新日:2019.11.13 / 掲載日:2019.11.13
今からでも間に合う!冬用ワイパーのあれこれ
グーネット編集チーム
この記事を書いている当日(10月末)には、まだ市街地には雪の便りは届いていませんが、皆様は冬に向けて準備は進んでいますでしょうか?
タイヤ交換は、「直前だと、順番待ちで長時間拘束される…」などもあるため、早めに交換されている方も多いと思います。
しかし、冬の準備は、タイヤだけではございません!
今回は、降った雪がへばり付き、凍結してしまう際に役に立つ、「冬用ワイパー」のあれこれをご案内致します!
冬用ワイパーと通常ワイパーは何が違うの?
グーネット編集チーム
グーネット編集チーム
(凍結しやすい可動箇所は、上写真の赤丸の部分)
冬用ワイパーと通常ワイパーの違いは、ワイパーのブレードの関節部分にあります!
そもそも、冬用ワイパー以外のものが冬場にフロントガラスの水滴を上手く拭き取れない原因は、ブレードの関節部分が鉄製になっていて、それが凍結することにより、上手くブレードが可動せず、窓ガラスに密着しなくなることにあります!
冬用ワイパーの場合、その凍結しやすい鉄製のブレード部分をゴムが覆っているため、凍結を防ぐことができ、ガラスにピッタリと張り付くことができるのです。
また、冬用ワイパーのゴムは、低温でも固まりにくい素材で作られているため、「覆っているゴムごと凍結して使えない!」なんて心配がありません。
冬用ワイパーの選び方
まず、大前提として「現在ついているワイパーゴムの長さと同じもの」を選ぶようにしてください。
ワイパーは、「多少短め・大は小を兼ねる」の考え方が通用しませんので、販売店などで選ばれる際には、ご注意ください。
ノーマルワイパー
「とりあえず、1本用意しておきたい」「雪の降らない地域だけど、備えておきたい」などの場合、こちらのノーマルタイプがおすすめです。撥水や、グラファイトなどの加工がされていないため、他に比べると比較的安価で購入することが可能です。
但し、何も加工がされていない商品は、少なくなってきているため、ノーマルタイプを狙って購入するのではなく、「安価な商品を探していたら、ノーマルタイプだった」の場合が多いようです。
グラファイトタイプ
グーネット編集チーム
ガラス面に、ご自身で撥水加工を施している場合におすすめしたいのが、こちらのグラファイトタイプのワイパーです。
ゴムの部分に、グラファイトという炭素粒子をコーティングしているため、ガラスとの摩擦を減らし、引っかかる際のイヤな音を軽減します。
また、ガラスとの摩擦が減りコーティングが取れにくくなるため、前述の「ご自身でガラス面にコーティングをされている方」には、特に重宝されています。
撥水タイプ
グーネット編集チーム
こちらは、他の2タイプに比べると高価になりますが、その分効果も抜群になっています。
撥水タイプのワイパーは、雪をきれいに取り除いてくれるだけでなく、特殊加工されたゴムを使用していますので、ワイパーが動くだけで、撥水のコーティングを施してくれるため、使えば使うほど、水を弾き、雪や氷の張り付きを抑えてくれます!
冬用ワイパーのメンテナンスについて
冬用ワイパーでも、通常ワイパーでも、ワイパーのゴム部分だけが消耗してしまった場合はゴムだけの取り換えも可能です。
また、先にご紹介したグラファイトラバーのワイパーは、その加工を長持ちさせるためにも、濡れたウエスで拭かないこと(ゴム表面のグラファイトまで剥がしてしまう可能性があるため)や、ガラスクリーナーやアルコール類がつかないように(ゴムが変形したりする場合があるため)しましょう。
冬用ワイパーの注意点!
リアウインドウ用のワイパー車に合ったものを選ぶ
リアウインドウ用のワイパーは、専用のものも販売されていますので、ご自身のお車に合致したものを選ぶようにしましょう。
経済性を考えて冬用ワイパーは冬の時期に活用する
冬用ワイパーの多くは、通常ワイパーよりも高価になっておりますので、夏の期間中にも取り付けていると、消耗してしまい、冬本番に効果が薄れる…と、言ったことも考えられます。
ゴム部分のみを取り換え可能な冬用ワイパーもありますが、それでも高価に変わりはないので、ご注意ください。
不凍のウォッシャー液を準備しておく
ワイパーに付随するもので、意外と見落としがちなアイテムとして、ウォッシャー液があります。
ワイパーが良くても、汚れを洗い流すウォッシャー液が凍ってしまっていて、冬用ワイパーのせっかくの効果を感じられない事態を防ぐためにも、不凍のウォッシャー液を準備しておきましょう。