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更新日:2026.08.19 / 掲載日:2026.08.19
薬効高い福島の名湯をゆるりと湯めぐり~高湯温泉【にっぽんの温泉特集】
これからの季節、ドライブスポットにおすすめしたいのが温泉街。効能豊かな出湯に浸かり、日々の疲れをじっくりと癒やす時間はまさに至福のひと時。温泉を楽しむついでに、秘湯を囲む雄大な自然に触れたり、名湯と共に発展してきた街を散策すれば、きっと身も心もリフレッシュできることだろう。
この記事では、そんなドライブ旅で訪れたい全国の温泉地を選りすぐって特集。今回は、源泉掛け流し温泉を湯めぐりで楽しめる「高湯温泉」を紹介する。
磐梯吾妻スカイラインの入り口に栄える温泉地

福島県福島市にある高湯温泉は、吾妻連峰に連なる標高約750メートルの高地に位置する。温泉地は、磐梯吾妻スカイラインの入り口にあり、その全域が磐梯朝日国立公園に指定されている。磐梯吾妻スカイラインは、高湯温泉から同じく福島県の土湯温泉を結ぶ全長約30キロメートルの山岳道路。標高1622メートルのドライブが楽しめる観光ルートで、毎年11月中旬から4月中旬まで冬季通行止めとなる。今年は4月21日に開通した。
御朱印帳を片手に、7軒の源泉掛け流し温泉を湯めぐり

開湯から400年余りの高湯温泉の特徴といえば2010年、福島県庁により行い、全国で9番目となった「源泉かけ流し宣言」が思い出される。薬効の高さから「東北の草津」とも呼ばれる名湯だ。

温泉街には「花月ハイランドホテル」や、「旅館玉子湯」「安達屋」などの5軒の宿泊施設と、2軒の日帰り入浴施設があり、温泉はすべて源泉掛け流しで提供している。宿泊者にとってはうれしい「宿泊湯めぐり御朱印帳」も用意。「利用者から大変な好評を頂戴している」と高湯温泉観光協会。

あったか湯は、温泉街にある唯一の共同浴場で、露天風呂のみの設計だ。建物は昔の湯治場をイメージした和風建築で、木と石を基調とした男女別の露天風呂と、予約制の貸し切り露天風呂を用意している。あったか湯から約50メートル先には温泉街の憩いの場「あったか温泉公園」がある。近くには温泉神社や薬師堂があり、高湯温泉のパワースポットになっている。

高湯温泉の泉質は酸性で、高血圧症、動脈硬化症、リウマチ、糖尿病などに効果があるとされている。観光経済新聞社が主催する「にっぽんの温泉100選」の25年度の総合ランキングは第67位。温泉100選の選んだ理由別の「泉質部門」は第44位となっており、その泉質が評価されていることがよく分かる結果といえるだろう。温泉の湧出量は毎分2589リットルで、泉温は43~49.4度となっている。
高湯温泉オリジナル日本酒で地域活性化めざす

温泉街では現在、地域活性化にも力を入れている。その取り組みの一つが、高湯温泉観光協会が主導して進めている「高湯温泉オリジナル日本酒プロジェクト」。高湯温泉オリジナル純米大吟醸が2027年に誕生予定で、商品名は「吾妻翠」。吾妻連峰の大自然の中に湧く白濁翡翠(ひすい)のかけ流しの湯になぞらえて決定された。福島県のオリジナル酒米「福乃香」を使用。温泉街にある旅館などの宿泊施設や、飲食店で提供される予定だ。
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