ローカライズ
更新日:2025.08.07 / 掲載日:2025.08.07
海辺の稲取温泉は、四季を楽しむイベント盛り沢山【クルマと旅する、にっぽんの温泉】
温泉は自然と人が育んだ日本の観光スポット。長きにわたって親しまれてきた名湯・秘湯に浸かるひと時はまさに癒しの時間。その温泉を中心に賑わい、発展してきた街を散策するのも楽しみの一つです。
そんな温泉地の旅は、愛車でのドライブ旅がオススメ! 自然が織りなす四季折々の風景を楽しみつつ、ふと気になった場所へ気軽に寄り道できるのは、ドライブ旅ならではの醍醐味です。今回は大海原を望む温泉地、稲取温泉を紹介!
ファミリーで賑わう海辺の温泉地

静岡県東伊豆町にある稲取温泉は海岸線に小さく突き出た岬に位置し、伊豆大島と太平洋を望むロケーションが雄大な、1956年に温泉が湧出した比較的新しい温泉地。
絶景の露天風呂と、稲取や近隣の漁港で水揚げされる新鮮な海の幸を提供する旅館が人気を呼び、温泉地として発展してきました。ほかにも「雛のつるし飾りまつり」などの歴史のある伝統行事を目当てに訪れる常連客も多いのだそう。

7月19日には、温泉街に近い池尻海水浴場と海浜プールから成る「磯 SeaGarden IKEJIRI」が海開きを迎えました。池のような形に、岩に囲まれた海水浴場のため波の浸入が少なく、小さな子供も安全に遊べることからリピーター増加中の注目スポット。スノーケリングで色とりどりの魚を観察したり、岩場のカニやエビを捕ったりなど、砂浜ではできない体験はぜひチャレンジしたいところ。潮位が深かったり、海が苦手な子供は、隣接する海浜プールがオススメです。同エリアで毎年開催されている「さざえのつかみ捕り大会」も大人気で、今年は7月28日~30日に開かれました。

また、8月4日~6日の夜には手作りゲームや、かき氷などの夜店が出る子供向けの「ちびっこ縁日」が開催。毎年多くのファミリーで賑わいます。

夏の恒例行事、花火大会は7月21日から5日間、8月25日から5日間と合計10日間の開催。打上げ場所は旅館の稲取銀水荘前と池尻海岸サンライズテラス、稲取漁港の3カ所。それぞれ午後8時30分から10分間打ち上がる、約300発の大輪は圧巻!
季節と共に変わる“彩り”も見どころに

夏以外も稲取は見どころがいっぱい。秋に訪れたい観光名所では、「未来に残したい草原の里100選」にも選ばれた稲取細野高原が必見。伊豆半島の最高峰とされる天城連山と、広大な相模湾に浮かぶ伊豆諸島を望む東伊豆随一のパノラマスポットです。群生するすすきが10月から穂を出し、東京ドーム26個分に相当する125ヘクタールもの草原が黄金色に色づいて生まれる幻想的な景色は、この季節ならでは。今年の「秋のすすき鑑賞会」は、10月31日~11月30日までの約1カ月間開催されます。

雛のつるし飾り発祥の地である稲取の早春のイベントといえば、例年1月20日から3月末まで開催される「雛のつるし飾りまつり」。「文化公園雛の館」をメインに4会場で開催されます。中でも最大の注目が素盞鳴(すさのお)神社雛段飾り。素盞鳴神社ではひな人形の展示段数日本一とされる118段に、ひな人形とつるし飾りを展示。厳かな神社の雰囲気と色とりどりの華やかな雛飾りが織りなす光景は圧巻で、観光に訪れた際は見逃せません。
稲取温泉
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