ローカライズ
更新日:2025.08.06 / 掲載日:2025.08.06
サイクリングに花火…夏こそ行きたい上諏訪温泉【クルマと旅する、にっぽんの温泉】
温泉は自然と人が育んだ日本の観光スポット。長きにわたって親しまれてきた名湯・秘湯に浸かるひと時はまさに癒しの時間。その温泉を中心に賑わい、発展してきた街を散策するのも楽しみの一つです。
そんな温泉地の旅は、愛車でのドライブ旅がオススメ! 自然が織りなす四季折々の風景を楽しみつつ、ふと気になった場所へ気軽に寄り道できるのは、ドライブ旅ならではの醍醐味です。今回は諏訪湖畔の名湯、上諏訪温泉を紹介!
湖畔の温泉街をカラフルに彩る、新作花火の競演が復活!

長野県の中央に位置する諏訪市は精密機械メーカーの集積地として知られる一方、信州最大の湖である諏訪湖に代表されるリゾート地としての顔も併せ持つ場所。その代表格は温泉で、諏訪湖畔にある「上諏訪温泉」は、豊富な湯量を誇る県を代表する温泉地となっています。
市内には数カ所の源泉があり、泉質は肌にやさしい弱アルカリ性。観光経済新聞社が主催する「にっぽんの温泉100選」の2024年の総合順位は第43位。数多くの温泉地を抱える長野県の中でも第4位にランクインし、人気を集めています。

夏の上諏訪温泉といえば花火を思い浮かべる人も多いはず。例年、夏休み期間の約1カ月にわたって開催される「諏訪湖サマーナイト花火」が、今年は7月25日~8月24日(8月15日を除く)に開かれます。期間中は毎晩、午後8時30分から10分間、夜空を彩る花火を楽しめます。
コロナの影響で19年を最後に中止、見送りとなっていた全国新作花火競技大会が、6年ぶりに復活開催されるのも嬉しいニュース。大会名が「全国新作花火チャレンジカップ2025」に変更され、予選4回、決勝1回の従来とは異なる分散方式で開催されます。開催日は予選が9月の毎週土曜日、決勝が10月の最終日曜日となるので、日程を早めに押さえておくのがオススメ!
諏訪湖スマートIC開通でアクセスがもっと便利に

もう1カ所、諏訪湖と並んでオススメの景勝地が霧ヶ峰高原。1973年に県立の自然保護センター「長野県霧ヶ峰自然保護センター」がオープンし、館内では、そこでしか見られない動植物や地質、歴史などを実物や写真パネルで紹介しています。22年の全館リニューアルで誕生した、眺望が抜群のテラスは必見。また、映像による紹介を新しくしたほか、展示もバージョンアップし、霧ヶ峰の魅力がさらに体感できる施設に生まれ変わっています。

諏訪でこの数年、ブームとなっているのがサイクリング。2024年4月には、諏訪湖を1周(16km)できるサイクリングロードが全線開通しました。市内のレンタサイクル事業者では自転車や電動Eバイクの貸し出しも行っており、「サイクリングロードは平坦で走りやすく、Eバイクを使えば90分で走破できる」と諏訪観光協会もイチオシのコースです。

諏訪は日本酒の町でもあり、市の甲州街道沿いには、「舞姫」「麗人」「本金」「横笛」「真澄」の5つの酒蔵が点在。霧ヶ峰の伏流水で醸造した日本酒を楽しめるイベント「上諏訪街道まちあるき呑みあるき」は10月4日に開催されます。お酒を楽しみたい日は、車や自転車を使わない街歩きのプランを立てられるのも諏訪の魅力です。
最新のトピックスは、「待望の諏訪湖スマートインターチェンジの開通」(同協会)。7月27日15時に、諏訪湖を一望できる中央自動車道の諏訪湖サービスエリアに設置されました。諏訪湖畔に直結し、上諏訪温泉まで10分強。諏訪市内の観光地へアクセスしやすくなり、利便性が大幅にアップ。これまで以上に訪れやすくなった諏訪の町で、のんびりリフレッシュしてみては?
上諏訪温泉
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