埼玉県で人気なホンダのファミリーカー5選！子育て世代に選ばれる魅力とは

　埼玉県は子育て支援が整った住みやすい街が多く、子育て世代に向いた居住地域といえるでしょう。子育て世代には、日頃の移動手段やレジャーなどをより便利にするためにファミリーカーを検討する機会もあるのではないでしょうか。

　本記事では埼玉県在住者を対象に、ファミリーカーの利用用途や理想のボディタイプについて聴取しました。また、埼玉県は他都道府県と比較するとホンダ車を選ぶ傾向があり、ファミリーカーでも同様の傾向があるのかも併せて調査しました。

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1.ファミリーカーとは

　ファミリーカーとは、一般的に家族が使うことを前提につくられた自動車のことを指します。厳密な定義はありませんが、運転手付きの高級車などとは対極的な存在であり、車内が広く乗車定員4名以上のものをファミリーカーと指すことが多いです。

【参考記事】
ファミリーカーとは ＞＞

2.埼玉県民にとって最適なファミリーカー

　埼玉県の車保有者に対して、ファミリーカーを保有しているか・いたかどうかについて聴取しました。（回答数=1,765）

　調査対象者のおよそ9割である87.4％が「ファミリーカーを保有している・していた」と回答。子育て世帯が多く居住している埼玉では、家庭での移動手段などにおいて車を利用するケースが多いため、全体の9割近くがファミリーカーを保有している・保有していた経験があったと推察されます。

2-1.埼玉県民のファミリーカーの利用用途について

　次にファミリーカーを保有している・していたと回答した層に、実際の利用用途について調査しました。（回答数＝1,542、複数回答可）

　複数回答可の設問でしたが、メインの利用用途としては「買い物に利用する」ことが回答割合として最も多くなりました。埼玉県はベッドタウンということもあり、公共交通機関が発達している地域のため、通勤通学や子供の送迎などで利用するというよりも、家族での買い物やレジャー・アウトドア、旅行などの移動手段で使われる傾向があるのだろうと推測されます。

2-2.埼玉県民が思うファミリーカーに最適なボディタイプ

　次にファミリーカーを保有している・していたと回答した層に、ファミリーカーに最適だと思う理想のボディタイプと、実際に保有していたファミリーカーのボディタイプについて調査しました。

　ファミリーカーの理想のボディタイプとしては、「ワンボックス」が27.0％、「ミニバン」が26.2％と上位2種が全体の半数の割合を占める形となりました。

　上位3つのボディタイプが大型車であるのに対し、4位・5位には「軽自動車」や「コンパクトカー」が続く結果となり、昨今の街乗りなどを考慮した理想が反映されているのではないかと考察されます。

　併せて調査した、実際に保有していたファミリーカーのボディタイプでは、「軽自動車」が25.6％、「ミニバン」が18.5％、「コンパクトカー」が16.2％となりました。

　一般的にファミリーカーといえば大型のボディタイプがイメージされますが、軽自動車やコンパクトカーに比重が偏ったのは、小回りが利く運転のしやすさや予算感などの問題も影響しているのだろうと考えられます。

　また、実際に保有しているファミリーカーの車種としては以下が挙げられました。

• ・ホンダ フリード
• ・ホンダ ステップワゴン
• ・ホンダ フィット

2-3.埼玉県民にとってファミリーカーに最適な車の特徴

　ファミリーカーを選ぶ際に重視する特徴についても調査しました。

　最も重視する項目としては「車両価格が予算感に合うか」で23.3％、次に「燃費の良さ」が15.2％という結果となりました。また、男女で重視する項目については一部差分がありました。

　女性が「車両価格」や「安全性能」、「燃費の良さ」の3項目で重要とする要素に票がばらけるなか、男性は「車両価格」について女性よりも強く意識する傾向にあることが分かりました。

3.埼玉県民が選ぶファミリーカーのメーカー

　調査の中で保有している・保有していたファミリーカーのメーカーも調査しました。

　埼玉県民が保有している・していたファミリーカーのメーカー上位3位は、「トヨタ」が31.6％、「ホンダ」が20.7％、「日産」が15.2％となりました。

　日本自動車販売協会連合会の2023年「メーカー別登録台数」によると、トヨタがその年の新車の半数である53.13％を占め、続く輸入車が10.26％、日産が9.05％、ホンダが9.02％という結果でした。

　今回の聴取結果と全国の結果とを比較して、埼玉県民が保有している・していたファミリーカーのメーカーでは、他のメーカを抑えてホンダがトヨタに続く形となっています。

　これは、ファミリーカー以外でも同様の傾向が見られており、埼玉県自動車販売協会の「2023年 車種別・メーカー別 新車登録・届出台数」でも、トヨタが最も多い割合である（32.63％）ことは変わりませんが、続くメーカーとしてはやはりホンダ（15.22％）が選ばれているようです。

　このことから、埼玉県では全国と比較しても、ホンダ車が選ばれやすい傾向があると考えられます。

参照／一般社団法人 日本自動車販売協会連合会 メーカー別登録台数：https://www.jada.or.jp/pages/338/
　　　埼玉県自動車販売店協会（一般社団法人 日本自動車販売協会連合会 埼玉県支部） 新車登録台数について：http://saijihan.co.jp/publics/index/41/

3-1.ファミリーカーでホンダ以外を選んだ埼玉県民の声

　上記の結果から、ホンダ車が埼玉では選ばれやすい傾向にありましたが、ファミリーカーでホンダ車以外を選んだ人にはどのような意図があったのでしょうか。

　ファミリーカーを保有している・していた人にホンダ車以外を選んだ理由について調査しました。（回答数＝1,202,複数回答可）

　「価格が予算感にあったから」という理由が最も多い形（36.6%）となりました。「他の車種の方がデザインが好みだったから」（24.1%）「他メーカーにこだわりがあったから」（18.7%）と回答した割合も一定層いました。

　また、20代・40代は他の年代と比較して、他メーカーへのこだわりがあると回答する割合が大きい結果となっています。

4.個性的なファミリーカーを展開するホンダの魅力

　ファミリーカーとして埼玉県民から選ばれる傾向が高いホンダ車。燃費性能に優れ小回りの効く軽自動車やコンパクトカー、荷室の広いSUV、ミニバンなど様々な車種を幅広く展開しているホンダですが、埼玉県民から見るホンダ車の印象・魅力とは何なのでしょうか。

　ファミリーカーを保有している・していた人を対象にホンダ車に対する印象を調査しました。

　ホンダ車の印象としては「走行性能が高い」が最も大きい割合を占めており、32.2％という結果になりました。これは、シビックやNSXなどの力強い走りを売りとしたホンダの人気車のイメージが影響を及ぼしていると考えられます。

　また、「燃費が良い」（25.2%）や「先進技術が優れている」（24.6%）といった印象も多く挙がりました。コンパクトカーや軽自動車など幅広く展開しているホンダ車では、燃費の良さを感じているユーザーも一定数いるのでしょう。

　また、ホンダは唯一、自動運転レベル3が搭載された車種（LEGEND［レジェンド］）を生産・販売していた経緯もあり、先進技術が優れているという印象があるのかもしれません。

5.埼玉県で人気なホンダのファミリーカー5選

　最後にホンダ車で魅力的に感じるに車種について調査しました。（回答数=1,466）

　以下の車種からファミリーカーとして魅力を感じる車種を聞きました。

　その中でも、回答者の中で上位5位として選ばれたのは下記の車種となりました。

• ・STEP WGN（ステップワゴン）：22.2％
• ・N-BOX（エヌボックス）：17.7％
• ・FREED（フリード）：13.3％
• ・FIT（フィット）：9.4％
• ・ODYSSEY（オデッセイ）：8.3％

　最も魅力的に感じる車種として票を集めたのはミニバンタイプであるSTEP WGN（ステップワゴン）でした。続く2位のN-BOX（エヌボックス）は軽自動車であり、埼玉県民がファミリーカーに求める理想のボディタイプと実際に保有している・していたボディタイプが反映される結果となったランキングとなりました。

※回答率（割合（％））は、小数点第2位を四捨五入して、小数点第1位までを表記しました。このため、合計が100にならない場合があります。