カーライフ
更新日:2020.06.01 / 掲載日:2020.06.01
車の防犯ブザーは風などで誤作動するのか?誤作動の原因や止め方を解説!

グーネット編集チーム
車の防犯ブザーは盗難防止などの防犯対策には有効ですが、それ以外の車の通常利用で誤作動を起こしてしまった場合は困ってしまう方も多いのではないでしょうか。
基本的には、防犯ブザーは振動を検知して動作するのがほとんどですが、なかには風で揺れるなどの衝撃で警告音が鳴ったというような誤作動の経験をした方もいらっしゃるようです。
今回は、そのような車の防犯ブザーの誤作動に対して、誤作動が起きてしまう原因と具体的な解決方法を解説していきます。
車の防犯ブザーが誤作動する原因とは?
車の防犯ブザーが誤作動する原因は、大きく分けて以下の3つです。
・鍵穴から解錠しようとしたとき
・施錠した状態で車内から解錠しようとしたとき
・風などの影響で誤作動を起こす
それぞれ詳しく解説していきます。
鍵を使って解錠した際の誤作動
車泥棒が針金などを使い無理やり鍵穴から解錠しようとすると、防犯ブザーが鳴ります。これは正しいアラームの作動です。問題なのは、車の所有者本人でも鍵穴からの施錠で防犯ブザーが鳴るような場合です。昨今ではスマートキーなどキーレスで車の鍵を開ける場合が多いですが、キーレスで鍵を開けず物理キーを使って鍵穴から開けようとすると誤作動を起こすことあります。
理由は、セキュリティが「鍵を閉めるときにキーレスを使ったのだから、開けるときもキーレスを使うはずだ」と認識するためです。閉めるときはキーレス、開けるときは物理キー(鍵穴解錠)だと、盗難の可能性アリとしてブザーが鳴ることがあります。
「キーレス車で物理キーを使うことはない」とお考えの人もいるかもしれません。しかし電池切れやメインキーを紛失するなどして、やむを得ず予備キーを使うと警報音が鳴ることがあるので注意してください。
施錠した状態で車内から解錠した際の誤作動
キーレスを使い、車内で解錠した場合も防犯ブザーが作動するよう設定されている場合があります。その場合には、車内で解錠するとセキュリティが異常と判断し、防犯ブザーが作動してしまいます。
このような誤作動を防ぐためには、キーレスで車内から解錠した場合に防犯ブザーが鳴らないようキーレスの再設定をするか、もしくは、設定をそのままにするのであれば、誤ってキーレスで車内から解錠しないように気をつけましょう。
風などの振動が原因での誤作動

グーネット編集チーム
風などの外部から強い衝撃がありそうな場所に駐車する場合は注意が必要です。
本来はイタズラや盗難などの防止を目的としていますが、台風など激しい暴風雨で車が揺れ、強い衝撃が加わると、衝撃感知システムが作動し、防犯ブザーが誤作動することがあります。
後付けで防犯ブザーを取り付けている場合に起こりやすいので、台風の日はブザーを切るなどして対処しましょう。
車の防犯ブザーが風などで鳴った場合の止め方
イレギュラーで警告音が発せられた場合、アラームを解錠する方法は2パターンあります。
パターン1:キーレスで解錠することで防犯ブザーを止める
物理キーを使って解錠し、防犯ブザーが誤作動を起こしたら、キーレスを使うと防犯ブザーを止めることができます。
パターン2:エンジンをかけることで防犯ブザーを止める
エンジンがかかれば防犯ブザーは鳴り止むので、まずは物理キーでドアを開け、エンジンがかかるか試してみましょう。また、キーレスが電池切れを起こしてドアが開かなくても、本体を持っていればエンジンをかけることができます。
電池は完全になくなっているわけではないので、ハンドル付近のリモコン受信部にキーレスを近づければエンジンがかかるはずです。リモコン受信部はわかりにくいので、エンジンがかかるまでキーレスをさまざまなところに近づけてみてください。
防犯ブザーを鳴らないようにすることはできる?
頻繁に誤作動を起こしたり操作ミスで警告音が鳴ったりするときは、防犯ブザーを鳴らさないように設定することもできます。防犯ブザーの設定は、カーナビの設定画面からおこないます。
※細かい操作手順は車種によって違うので、事前に取り扱い説明書をよく読んで確認してください。
警告音をオフにしたら別の防犯対策を!
防犯ブザーの設定をオフにした場合は、別の防犯対策が必要になります。おすすめはハンドルロックやタイヤロックなど、物理的な盗難対策の併用です。また、他の後付け防犯ブザーを取り付けるのも1つの手です。その際は誤作動しないタイプを選ぶようにしてください。
まとめ
防犯ブザーが誤作動を起こす原因は、所有者の操作ミスや風などの衝撃が考えられます。防犯ブザーが頻繁に誤作動する場合は、防犯ブザー以外の防犯手段(ハンドルロックなど)の導入を考えたり、それらを踏まえてディーラーに相談したりするのも選択肢の1つです。
防犯ブザーは誤作動を起こしてしまう場合もありますが、本来は防犯のためのシステムです。その点を十分理解して、対応対策をしていきましょう。