カーライフ
更新日:2019.12.16 / 掲載日:2019.09.17

【グーパーツ】最新カスタムカーをまるごと紹介! ジムニー編

スズキ ジムニーの画像

登場から絶大な人気を誇る新型ジムニー。その本格的なポテンシャルを生かしてオフロードを楽しむユーザーも多い。今回は、ジムニーカスタムの老舗アピオにて、ミリタリーテイストにカスタムされたジムニーを紹介する。
(掲載されている内容はグーパーツ2019年11月号の内容です)

今回のターゲットはスズキ ジムニー

The Roots of ジムニー
小型ながら本格的な悪路走破性能をもつことで人気の高いジムニーがフルモデルチェンジをしてJB64W/JB74となった。シエラ(JB74)は、1.5L直4エンジンとオーバーフェンダーを装備しており、見た目にも差別化が図られている。

オフロードを想定した本格的なカスタマイズ

 軽自動車サイズの車体でありながら、本格的なオフロード走行ができる高い機動性を誇るジムニー。50年近い歴史のあるモデルだが、昨年、20年ぶりにモデルチェンジされ、その人気が再燃している。
 新型ジムニー&ジムニーシエラはボディスタイルが直線基調で、よりボクシーな印象になったが、それが「ジムニーフリーク」には堪らないという。ダート走行や林道やキャンプ、モーグルやラリーなどに参加するユーザーにとっては、その「プロ仕様らしさ」がウケているようだ。
 そのジムニーをカスタマイズするには、やはりオフロード走行を想定したモディファイが必要になるだろう。たんにファッションとしてのドレスアップではなく、走破性など走行性能を高めるためのカスタマイズだ。
 ジムニーのオーソリティとして知られる専門ショップ「アピオ」が提案するのは「原点回帰&機能美追求」。サンプル車両のジムニーシエラでは、まず、悪路での走破性を高めるべく、車高を20mm(または40mm)アップするサスペンションキットを装着。フロントには初代ジムニーのカスタマイズでは定番のパーツだったバータイプのバンパーを装着して、リヤにはナンバープレートスペースをバックドア左側に移植することで、アプローチ&ディパーチャーアングルを拡大している。フロントグリルはルーバータイプに変更し、結晶塗装を施すことでより「オフロード感」を高めている。新型ジムニーならではのボクシーなスタイルに合わせたネオレトロなカスタマイズといえるだろう。アピオでは、先代モデルにも用意されていたショートタイプのバンパーガーニッシュ(前後とも)を開発中で、こちらの登場も楽しみだ。
 ジムニーとジムニーシエラでは基本的なディメンションは共通で、見た目の違いは前後バンパーのサイズやオーバーフェンダーの有無など。そのほかのドレスアップパーツは共通の設定となっているものが多いので、どちらのモデルでもカスタマイズは楽しめる。

  • ジムニー顔の画像

  • ジムニーシエラ顔の画像

  • ミラーの画像

  • ジムニーグリルの画像

原点回帰に相応しい、アグレッシブなカスタム
レトロ&オフ感が強調されたデザインのフロントグリル。樹脂製のルーバータイプ(写真左)と、スチール製のプレスタイプ(同右)が設定されている(ジムニー&シエラ共通)。バータイプのバンパーは新型用の試作品だ。アピオの定番パーツである、ショートタイプのバンパーガーニッシュは現在開発中で、こちらはジムニーとシエラでそれぞれ専用パーツとなる。そのほかエクステリアでは、サイドミラーに、ブルーテックミラー(ワイドミラー)を装着。

  • ルーフキャリアの画像

  • アイテムの画像

  • マフラーの画像

  • マフラーの画像

リアの画像

見た目をよりスパルタンにするアイテム
シエラでは、アウトドアレジャーに便利なルーフキャリア&リヤラダーを装着。スペアタイヤ部分にはウォータータンクを専用のブラケットで装着している。リヤバンパーはノーマルだがナンバープレートを移設している。またジムニーには、けん引フック、「ヨシムラ」と共同開発したチタンサイクロンマフラーを装備している。

ジムニーリアの画像

[SPECIFICATIONS]
EXTERIOR
タクティカルフロントグリル:3万9000円/ヴィンテージアイアングリル:3万9000円/タクティカルフロントバンパーガーニッシュナンバープレート移植キット:2万1000円/フロント牽引フック:7000円/スチールリヤラダー:4万2000円/静香御前マフラー:8万9000円/APIO×YOSHIMURAマフラー R-77J チタンサイクロン:22万円

Items Recommended for Beginners

  • フューエルリッドカバーの画像

    ABSフューエルリッドカバー:6000円

  • ジムニーにピッタリの
    フューエルリッドカバー

    手軽なエクステリアのドレスアップとしておすすめなのが「フューエルリッドカバー」。ABS樹脂製でレリーフのような立体模様がアクセントとなっている。標準はマットブラックだが、ボディカラーにペイントして装着するのもいい。


自分だけのオリジナル内装

スズキ ジムニーインテリアの画像

趣味性が高いからこそ自由なメイクができる

 ジムニーはアウトドア志向の趣味で活躍するクルマだから、レジャーやアクティビティ、キャンプなどのギアを積載しての移動や車中泊など、用途に合わせてインテリアをカスタマイズしたい。ラック(室内/室外用)やキャリアを追加することで、スノーボードや自転車、フィッシングロッドなど、さまざまなアイテムを積載することができる。今度のジムニー&シエラは、後席のユーティリティも高められており(スペースは両者共通)、シートアレンジなどの使い勝手がよくなっている。ラックやボックス、マットなど、純正オプションやアフターパーツにいろいろなアイテムが用意されているので自分好みにセレクトしよう。
 またオフロード走行で使用するのであれば、操作系パーツのグレードアップも必要だ。シート(カバー)、ステアリング、シフトノブ、ペダルなどは、デザインやカラーリングだけでなく、実際の操作性が高いかどうかが重要だ。オフロード走行やアウトドアレジャーでは、ウエアや靴などに付着した泥や水が室内に入り込むことがあるので、その際でも高い操作性が確保されるかどうか、さらには後でクリーニングしやすいかどうかがパーツ選びの基準になる。フロアマットやシートカバーも耐候性の高いものを選びたい。
 インテリアアイテムを装着する際は、こうした機能性を備えた上で、カラーリングをボディカラーに合わせるなど、コーディネイトしたい。ジムニーはメタル&カーボン系のソリッドなカラーイメージも似合うし、また、デコレーションパネルなどをウッド系アイテムでまとめるといったカントリー風のドレスアップも映える。
 インテリアのドレスアップには定番と言われるものはあるが、その組み合わせパターンはまさに無限なので、自分の好みとドレスアップのテーマに合わせて、パーツやアイテムを組み合わせていくといいだろう。ただし、ジムニー&シエラのカスタマイズでは本格的なオフロード走行に耐えられるものを装着したい。

  • シフトの画像

  • ペダルの画像

    ドライブをアシストする便利なアイテム
    AT車ではアクセル/ブレーキペダル、フットレストをアルミペダルに変更(MT車用もあり)。MT車用に球形シフトノブ(アルミorポリマー)を設定している。オフロード走行時のスポーティドライビングをアシスト。



  • シートの画像

    シートカバーで差を付ける!
    インテリアのドレスアップでポイントとなるのがシート。アピオではカスタムブランドのフレックス・ドリームとのコラボでジムニー専用に開発したペンドルトンのレザーシートカバーを装着している。

  • シートの画像

[SPECIFICATIONS]
INTERIOR
54アルミシフトノブ:9800円/ABSルームミラーカバー:4800円/ブルーテックルームミラー:5300円(ワイド)/4700円(フラット)/APIO × FD-campペンドルトンシートカバー:13万6200円

  • ショップの画像

    APIO
    TEL.0467-78-1182 神奈川県綾瀬市吉岡651http://www.apio.jp/
    ジムニーカスタムと言えばアピオと言われるほど、ジムニーに精通した老舗ショップ。ジムニーを知り尽くしたショップならではのオリジナリティ溢れるカスタムパーツは、性能・デザインともに高い評価を得ている。コラボアイテムも多数取りそろえる。

  • ショップの画像

文/松本尊重 写真/ウィズ フォト

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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