カーライフ
更新日:2019.12.17 / 掲載日:2018.11.10
【グー連載コラム】買取サービス活用のススメ (2018年11月)

本企画では買い替えを成功させるためのお得な愛車の手放し方、“買取サービス”について考察していく。
(掲載されている内容はグー本誌2018年12月号の内容です)
【今回のテーマ】 買取店に売れるクルマ、売れないクルマ
売却の可否についての判断はプロに一任する
経年車や事故車、車検が切れているクルマは再販が難しいと思われがちだが、こうしたクルマでも売却することはできる。クルマの状態や条件にもよるが、想定していたより高値がつくこともある。だからクルマを手放すときの鉄則として、“愛車の価値を自分で判断しない”ことが重要となるわけだ。
ただし注意してほしいのは、売却を予定しているクルマが手放せる状態にあるということ。たとえばローンを組んで購入したなら、所有権は銀行やクレジット会社となっているので、残債を完済して所有者の名義を自分に変更することが条件となる。また車検証や自動車税の納税証明、自賠責保険証明書といった書類の所在もしっかり確認しておこう。
たとえば愛車が売却する時のセオリーに当てはめにくい状態だとしても、売却は可能だ。まずは、さまざまなクルマを買い取ってきたプロに相談するのが肝要と言える。
1.購入時のローンが残っていても大丈夫?

ローンの残債と売却価格を事前に把握しておくことも重要
自動車ローンを使って購入した場合、クルマの「所有者」は自動車ローンを取り扱っている銀行やクレジット会社となる。ローンが残っていてもクルマは売却できるが、クルマを売却する権利は所有者にしかないので、まずはローンを完済するなどして、所有権を自分名義に変更する必要がある。こうした場合、買取業者に相談すれば、手順を解説してくれたり、手続きを代行してくれることもある。
2.事故車や不動車は断られる?

プロに価値を判断してもらうまで諦めないこと
事故車や不動車でも修理して乗れるようなら買取を依頼する価値は大いにある。たとえ事故に遭ったクルマでも車体のフレーム部分に損傷を負っていなければ修復歴車とはみなされないし、修理すれば中古車市場に流通できる。走行不能だとしてもパーツを再利用することが可能だ。車両の状態や損傷の程度にもよるが、廃車にすることを検討する前に買取店に相談してみるといいだろう。
3.車検切れのクルマは売れるか?

車検が切れていてもクルマには価値があるので売却は可能だ
車検が切れている場合、廃車にするしか方法がないと考えられがちだが、車検切れが売れない理由にはなり得ない。とはいうものの、車検が切れてしまったクルマは公道を走れない。そこで買取店が行っている出張査定を利用するといいだろう。使用していなかったクルマだとしても、車内外の清掃をして、車検証や点検整備記録簿、自賠責保険証、納税証明書などを揃えておくことが肝要だ。