カーライフ
更新日:2019.06.22 / 掲載日:2016.12.01
チャイルドシートで義務化されたISOFIX規格の読み方・確認方法(見分け方)について

goo-net編集チーム
2000年4月1日の道路交通法改正により6歳未満の乳幼児に義務付けられたチャイルドシート。
子どもを持つ大人ならばその利用は当然ですが、
車のシートにチャイルドシートを固定する方式に、
国際標準規格「ISOFIX」が存在することを知っている人はあまり多くありません。
ここでは、ISOFIXの基本的な情報や見分け方などを説明し、
より簡単にチャイルドシートを使えるように紹介します。
ISOFIX登場の事情と従来品との違い
チャイルドシートは座席に正しく設置して初めて子どもをアクシデントから守れるものです。
しかし、シートベルトを使った固定方法ではしっかりと固定できていないことが多く、
事故時に効果を十分に発揮できないことがありました。
そこで採用されたのが、車のシートにチャイルドシートを直接取付けるためのISOFIX方式です。
従来品はシートベルトを使ってチャイルドシートを固定していましたが、
ISOFIX方式に対応したチャイルドシートは、
接続バーの先に付いたコネクターを車のアンカー金具に差し込む方式で、
「直接車のシートに固定され安定する」という点で大きく異なります。
ISOFIXの読み方や日本での表記
日本での表記は「ISO-FIX」や間に半角を入れる「ISO FIX」を見かけることもありますが、
基本的に「ISOFIX」で統一されています。
また、カタカナ表記で、
「イソフィックス」や「アイエスオー・フィックス」という読み方もありますが、
現在は普及とともに「アイソフィックス」と一般的に読まれています。
2012年7月以降発売の新車にはISOFIX取付金具が義務化
子どもの安全のために、2012年7月1日からは法令により、
車の座席にISOFIX対応チャイルドシート用の取付金具の設置が義務付けられました。
それにより、2012年7月以降に新車で発売された全ての日本車には、取付金具が装備されています。
ISOFIXの確認方法(見分け方)について
購入を検討しているISOFIX対応チャイルドシートと車が適合するかどうかは、
チャイルドシートメーカーが提供している車種適合表により確認することができます。
また、チャイルドシートには差し込むための2本のバーがあり、
車の座席にもジョイントのための受け側の金具があるので、
見た目でもISOFIX対応かどうかを見分けることができます。
ほかにも、後部座席にISOFIXタグがあれば、ISOFIX対応チャイルドシート利用可能を示しています。
「2点固定式」「3点固定式」と書いてあるチャイルドシートは、
従来のシートベルト対応のチャイルドシートなので、商品名から見分けることも可能です。
いかがでしたでしょうか。
知らない人も多いISOFIXについての基本的な情報をご紹介しました。
大事な子どものためのチャイルドシートですので、
しっかりとした知識を持っていれば、商品選びもぐんと楽になるでしょう。
ぜひ参考にしてみて下さい。