カーライフ
更新日:2016.08.01 / 掲載日:2016.07.27
車の砂埃対策とは

goo-net編集チーム
黒い車に乗っていると顕著ですが、砂埃というものは車乗りにとって厄介なものです。
洗車をすれば落ちるのは分かっていますが、気を付けないとボディにキズがつく場合もあるのです。
では、車の砂埃対策はどのようにしたら良いのでしょうか。
車の砂埃の正体は?
ひとくくりに「砂埃」と表現してしまっていますが、
車につく砂埃の正体とは一体何なのでしょうか。
砂もホコリも単純に走行中についた泥が乾いたものだったり、
路上にあった砂だったりすることも多いのですが、
その中でも「厄介者」としてドライバー達を悩ませているのは「黄砂」と「花粉」です。
どちらも3月中旬あたりの春先に飛来するもので、
中国から飛んでくる黄砂は粒子が細かく鉱物が混じっているため、
ヘタにふき取ろうとするとボディにキズがついてしまいます。
また、花粉は粘着質なので、
放置しておくとボディがうっすらと黄色くなってしまうことがあります。
花粉は雨に濡れるとペクチンという物質を抽出して粘着力を増してしまうため、
それが原因でボディにシミができてしまうので注意が必要です。
黄砂や花粉の他にも、
ホイールなどにつくと面倒な「鉄粉」なども砂埃の中に含まれる場合があります。
車の砂埃対策はどうしたらいい?
車に砂埃がつかないようにするには、どのような対策を行えば良いでしょうか?
まず、屋根がない場所に駐車していると砂埃がつく原因となるので、
ボディ全体を覆うようにカバーをかけたり、屋内の駐車場に止めるなどの対策が効果的と言えます。
黒い車など、特にボディのキズや汚れが目立つ車の場合は、
ポリマー加工などのコーティングを行うのもおすすめです。
しかし、どの対策も砂埃が全くつかないわけではありません。
最も効果的と言える方法は、「砂埃を放置しないようにする」ことです。
砂埃のつき始めは目に見えにくいものですが、
1日の終わりに羽ぼうきなどで砂埃を払ったり、こまめに洗車したりすると、
砂埃によってボディが汚れることも少なくなるでしょう。
特に春先は意識して砂埃を払うようにすれば、
黄砂や花粉がボディにこびりつかなくなるのでおすすめです。
車に砂埃がついてしまった場合の洗車方法
花粉や黄砂を含む砂埃がついてしまった車を洗う時は、
どのような点に気をつけたら良いのでしょうか。
まず重要なのは「洗浄する日」です。
風が吹けばホコリが飛びますので、なるべく無風の日、または風の弱い日を選んでください。
洗車に取り掛かる場合は、シャンプーをする前に水で全体を洗い流しましょう。
車全体にくまなく水をかけて、花粉や黄砂を浮かせます。
この時に高圧洗浄機があると落ちやすくなります。
砂埃が浮いた状態になったら、スポンジにシャンプーでたっぷり泡を立てて優しく洗いましょう。
泡を全て落としたら、きれいなタオルなどで水気を拭いてください。
砂やホコリがついた状態で力を入れて洗ってしまうと、却ってキズがつく原因となります。
ゴシゴシ洗いはせず、砂やホコリを落としてから優しく洗うようにしましょう。
洗車が完了したらコーティングまで施すと、しばらくは砂埃がつきにくくなるのでおすすめです。