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更新日:2019.06.20 / 掲載日:2015.12.07
寒冷地仕様の車の特徴とは

goo-net編集チーム
寒冷地では、車のウィンドウが凍結してしまったり、
サイドブレーキが故障してしまったりするといったリスクが付きまといます。
これらが発生すると満足に運転できなくなってしまうケースもあり、
自動車メーカーではあらかじめ対策をほどこした、
寒冷地仕様の車を販売していることがあります。
寒冷地仕様の車とは
寒冷地は、冒頭でも述べたようなリスク以外にも、
ワイパーの凍結や金属部分が錆びやすくなってしまうといった特別な環境であるために、
通常装備とは異なる仕様の、寒冷地仕様の自動車が求められます。
これらの条件下でも通常の運転が可能であるのが寒冷地仕様の車であり、
日本では北海道の極寒地方をはじめとして東北、北陸や山陰地方のように、
降雪があり冬の最高気温が氷点下になるような地域では必須の仕様です。
寒冷地仕様の車の特徴
寒冷地仕様の車は、同型の標準仕様と比べるとバッテリー容量の追加や、
寒冷地に適した設定へ内臓のコンピュータが変更されているといった特徴があります。
特に、バッテリーをはじめとしたエンジンの始動に関する装備は重点的に強化されており、
これは低温下だとなかなかエンジンがかからないといったトラブルを回避するためのものです。
その他にも、雪をかき分けられるようにワイパーのパワーが強化されていたり、
ウィンドウォッシャー液の成分割合を変更して、
液そのものの凍結を防いだりする工夫をしているのも特徴として挙げられます。
さらに、車内暖房の強化も図られており、
極寒地でも快適な運転が実現できるような工夫が、随所に施されているため安心です。
車が寒冷地仕様かどうか購入時に確認をしておこう
前述したような装備がなければ、寒冷地では充分に運転することができません。
そのため、他の地域ではオプションとして販売されている寒冷地仕様の装備が、
標準となっているケースが多いです。
ただし、一部の自動車メーカーや中古車販売店では、
必ずしも寒冷地仕様が標準となっているわけではなく、標準装備の車が売られていることもあります。
自動車の購入時には、必ずその車が寒冷地仕様のものであるか確認をするようにしましょう。
寒冷地での走行は、他の地域と比べて勝手が変わることが多いです。
普段は温暖な地域を走ることがメインの方でも、ウィンタースポーツが趣味の場合には、
寒冷地向けの装備を施しているほうが安心できるでしょう。
寒冷地でなくとも、自動車メーカー各社ではオプションで装備を付けられますので、
気になる方は相談してみてください。