カーライフ
更新日:2025.11.18 / 掲載日:2025.11.18
「オフロードに最適。雪山を走るのがカイカンです!」【日産・テラノ】|こだわりの愛車探訪

気になるクルマのことはオーナーに聞いてみるのが1番! ということで、2つのイベントにお邪魔して全25人のオーナー取材を実施! 新潟県弥彦村にて開催された「GFGS CarLife In Yahiko vol.4」では、旧車乗り11人のリアルな声を聞くことができました。(『こだわりの愛車探訪』記事一覧へ▶▷)
今回は角型ボディが力強い存在感を放つ、日産の初代テラノが登場。オーナーの井上てつさんに愛車のリアルレビューを伺いました。
☟まずは動画をチェック!オーナーのリアルな声を聞きました☟
GFGS Carlife vol.4
「人とクルマが寄り添うPOPな交流」を目的に、新潟県は弥彦山の麓「ヤホール」で開催される、新しい形のカーイベント。旧車を中心に“かわいいクルマ”が集う会場は和やかな雰囲気に包まれていた。
https://www.gfgscarlife.net
【日産 テラノ】メンテナンスもセルフで。愛情を注ぐ1台
愛車:日産 テラノ(1991年モデル)
日産・テラノといえば80年代後半から90年代の“RVブーム”を牽引した人気モデルのひとつ。国内では2002年に販売終了となったが、今なお復活を望む声が多い。そんなテラノの初代モデルを愛車とするてつさんは、2年前に購入したという。「エスティマ、エルグランドと乗り継いで3台目の愛車。大人数で乗る機会も減ってきたので、せっかくなら憧れていたクルマに乗ろう、と」と微笑む。憧れのきっかけは、80年代に人気を集めたドラマ「北の国から」なのだそうだ。

憧れの1台に乗った感想を聞いてみると「背が低いわりに地上高が高いので、雪山に行くときにいいですね。すごく気に入ってます」と語るてつさん。「オフロードごっこをしたり、深い雪の中を走り抜けたり(笑)。古いクルマなので故障もありますが、自分で直しながら乗ってます」とにこやかに話す。「燃料タンクのサビが詰まって走れなくなったこともあったんですけど、自分でタンクの付け外しやサビ取りをして、なんとか復活しました(笑)」と事も無げに話すが、軽いサビでも丸1日は掛かるというかなりの作業。愛情の深さが為せる行いだ。

てつさんの愛車のこだわりは「そのままの状態でカッコいいので、フルノーマルの良さを生かしつつ、昔流行ったフォグライトやカンガルーバーを付けて楽しんでます」とのこと。現代のクルマでは見かける機会が少なくなったカンガルーバーだが、テラノが全盛を極めた90年代ではクロスカントリーモデルをより力強く見せる必須アイテムだ。

1つひとつの話を嬉しそうに語ってくれたてつさんだが、「もう少しパワーがあるといいかな、と。エアコンを点けて高速道路の長い上り坂を走っていると、少しパワー不足を感じますね」と、気がかりな点も教えてくれた。とはいえ全体的な満足度は高いとのことで、この冬も雪山を果敢に走るテラノの姿が見られそうだ。




文/伊波泰志 写真/榎本剛
デザインは好きだけど、実際どうなの?なんて、気になるクルマのことは、オーナーに聞いてみるのが1番!ということで、今季は、キャンプイベント「GO OUT CAMP vol.21」、カーイベント「GFGS Carlife vol.4」といった、こだわり派の集まる2つのイベントにお邪魔して、全25人のオーナーに愛車への本音を聞いてきました。
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