カーライフ
更新日:2025.11.16 / 掲載日:2025.11.16
「幼い頃からの憧れ。90年代感が好み」【アルファロメオ・スパイダー】|こだわりの愛車探訪

気になるクルマのことはオーナーに聞いてみるのが1番! ということで、2つのイベントにお邪魔して全25人のオーナー取材を実施! 新潟県弥彦村にて開催された「GFGS CarLife In Yahiko vol.4」では、旧車乗り11人のリアルな声を聞くことができました。(『こだわりの愛車探訪』記事一覧へ▶▷)
今回は20世紀を代表する不朽の名作映画に憧れていたという大崎さんに、愛車のアルファロメオ・スパイダーについて話を伺いました。
☟まずは動画をチェック!オーナーのリアルな声を聞きました☟
GFGS Carlife vol.4
「人とクルマが寄り添うPOPな交流」を目的に、新潟県は弥彦山の麓「ヤホール」で開催される、新しい形のカーイベント。旧車を中心に“かわいいクルマ”が集う会場は和やかな雰囲気に包まれていた。
https://www.gfgscarlife.net
【アルファロメオ・スパイダー】「手描きのデッサンをそのまま形にしたようなフォルムがお気に入り」

愛車:アルファロメオ スパイダー(1991年モデル)
古くは「007」シリーズのボンドカー、近年では「ワイルド・スピード」シリーズのチャージャーやスープラ、GT-R……。名作映画には印象的なクルマが多く登場する。劇中で活躍するクルマに魅了され、いつかは自分の愛車にしたいと思う人も多いことだろう。大崎さんはそんなクルマ好きの夢を叶えた旧車オーナーの1人。愛車は19年前に購入したというアルファロメオ・スパイダー ヴェローチェ(1991年モデル)だ。

「『卒業』という映画の中で、主演のダスティン・ホフマンがこのスパイダーの初期モデルに乗っていました。それを幼い頃に観てからずっと憧れていたんです」と、購入のきっかけを話す大崎さん。「卒業」は1967年に公開された作品で、ヒロインの結婚式をめぐるクライマックスは映画史に残る名シーンだ。劇中のモデルとは年式が大きく異なるが、「丸目のヘッドライトや低いスタンスなど、基本的なデザインは60年代から変わっていません。手描きのデッサンをそのまま形にしたような姿がとても気に入っています」と語った。

大崎さんがお気に入りに挙げたもう一つのポイントが走りだ。「決して速いクルマではないんですが、乗っててとにかく気持ちがいい!の一言に尽きます」と満足げに語ってくれた。そんなスパイダーだが、「音楽を聴くとか、そういった快適性は求めちゃいけないんだって、最近気付きました」と笑う。純粋に走りを楽しむためのクルマと言えそうだ。
アルファロメオに代表されるイタリア車といえば“壊れやすいクルマ”という評判も一部から聞こえる。実際のところはどうなのだろうか。「ヒューズが切れた、ワイヤが外れたといった細かな不具合はあるんですが、日々のメンテナンスを心掛けていれば大きな故障にはなりません。遠出も怖くないですよ」とニッコリ。さらに「パーツの供給も多いので、修理・メンテナンスを重ねていくうちに新品に仕上げていくような楽しみがありますね」と語った。
憧れの1台を愛車にする醍醐味を教わったようなひとときだった。



文/伊波泰志 写真/榎本剛
デザインは好きだけど、実際どうなの?なんて、気になるクルマのことは、オーナーに聞いてみるのが1番!ということで、今季は、キャンプイベント「GO OUT CAMP vol.21」、カーイベント「GFGS Carlife vol.4」といった、こだわり派の集まる2つのイベントにお邪魔して、全25人のオーナーに愛車への本音を聞いてきました。
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