カーライフ
更新日:2019.12.17 / 掲載日:2015.10.09

福祉車両の個人売買は可能か

福祉車両の個人売買は可能か

goo-net編集チーム

車いすが乗り降りできるよう後部にリフトがついていたり、乗降口にスロープがついているなど、
高齢者や障がい者の人が利用しやすい仕様になっている福祉車両には、様々な種類があります。

施設の送迎などで見かける事が多い福祉車両ですが、個人での売買は可能なのでしょうか?

福祉車両とは?

福祉車両は高齢者や障害者の人が使いやすいように工夫された車両を指します。

身体の不自由な人が自分で運転できる「自走式」
になっているタイプや、
介助や移送がしやすい「介助式・介護式」タイプ等があり、
特殊な例では入浴巡回車や福祉タクシーなども福祉車両の種類となります。

個人で使用する場合は、障がいのある人や、
高齢者と生活を共にする人のスタイルに合わせて運転補助装置が設置されています。

自治体によりますが、様々な税制上での優遇措置があり、
自動車取得税・自動車税・軽自動車税が一家に一台という条件に限り免税されるほか、
障害のある人が自ら運転するためにカスタマイズした場合は、
消費税などが非課税になる場合があります。

福祉車両の個人売買は可能?

福祉施設の送迎などで利用するイメージの強い福祉車両ですが、
個人で使用している人も多く存在します。

福祉車両が欲しいと思ったら全国どこの自動車販売店でも購入する事が可能です。

急に福祉車両が必要になった場合でも、
現在乗ってる車を福祉車両へカスタマイズすることも可能です。

そんな福祉車両も通常の車同様、個人で売買する事が出来ます。

しかし、一般的な乗用車に比べると需要が限られる上、
自走式の場合は全く同じ仕様の福祉車両はなく、
手放してもすぐに次の乗り手がつくとは限らないのが現状です。

福祉車両は税制で優遇されているため、
わざわざリスクの高い中古車を購入するよりも、
新車を購入した方がお得という事もあり、
中古で探そうという人はあまりいないようです。

もし売却するならば、専門のディーラーを間に入れて売買した方が、
損なく取り引きができるでしょう。

福祉車両を個人売買する時の注意点

福祉車両を売却する場合の注意点は、書類関係に不手際がないか注意が必要です。
福祉車両ばかりではありませんが、車の売買には数々の書類を要します。

名義変更に戸惑ったりすると、
自動車税の納税通知書が以前の持ち主の元へなんて事もありますので、
書類関係は不備がないかきちんと確認しましょう。

福祉車両を個人で購入する場合は、
リフトや補助装置に不具合がないか自分の目で確認する事が重要です。

また、見積もりなどを業者に依頼する場合でも一社だけの話を聞くのでなく、
何社か比較したうえで決めると、適正価格で取り引きすることが出来ます。


福祉車両は税制が優遇されている上に、スロープやリフトなど、
使い方によっては便利な装置がついていることから、適正利用者以外の人が利用したり、
悪徳業者がまとめて購入するというケースも発生しているようです。

このような業者に引っ掛からない為にも、
悪用されている現状がある事も知っておきましょう。

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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