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更新日:2022.09.14 / 掲載日:2015.07.24
クーペとは?クーペの特徴や種類について解説

クーペと聞くと、スポーツカーを思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。しかし、クーペにはいくつかの種類があります。では、クーペとはどのような意味で、どのような車のことでしょうか。
クーペの意味
クーペの語源はフランス語の「coupe(クペ)」からきているといわれています。「coupe」は「切られた、切ること」といった意味です。
この「coupe」には、後ろ部分を切り落とした2人乗りの箱型馬車のことを指す意味でも使われ、やがてそれが車のボディータイプの1つであるクーペ、の意味になったといわれています。
クーペの定義
クーペは乗用車の車体形式の1つで、通常、2ドアの前部座席を主としているもので2人乗りの車のことを指します。車高が低く、流麗なデザインであることが特徴です。
現在では、後部に座席を追加した4ドアクーペが主流となっています。ただ、4ドアクーペは、クーペというよりもセダンに近いタイプの車といえます。
クーペには、ノッチバック・クーペやファストパック・クーペ、カムテールといったタイプがあります。
ノッチバック・クーペは、ボンネット、車室、トランクの3BOXからなるタイプのクーペです。見た目はセダンと似ていますが、セダンとは違い2ドアとなっています。
ファストパック・クーペはリアの一部分が流線形のフォルムをしており、スポーツカータイプのクーペのことです。
カムテールは、ファストパック・クーペの類型のクーペで、ボディー後方をすっぱりと切り落としたような形をしているクーペです。
クーペとひと口にいっても様々な種類があります。ただ、共通していえることは一般的に2ドアで2人乗りの車ということです。
近年では、軽自動車やミニバンなどの人気により、日本国内でのクーペのラインナップは少なくなっているのが現状です。軽自動車やミニバンも良いといえますが、クーペなどの車にも興味を持ち、車を購入する際の選択肢の1つとして考えてみても良いかもしれません。