カー用品・パーツ
更新日:2022.05.11 / 掲載日:2022.05.11
日本向け小型サイズ布製タイヤチェーン開発 イッセ・スノーソックス

スペインの大手布製タイヤチェーンメーカー「ISSE (イッセ)」 (本社 :スペイン バルセロナ)は5月10日、2022年シーズンよりイッセ・スノーソックスの一部サイズの仕様を変更し、「日本スペシャルサイズ」として日本で独占販売を開始すると発表した。日本スペシャルサイズは、軽自動車や軽トラックで使われる狭幅の小さなタイヤによりフィットするよう設計されている。
氷雪路で活躍する布製タイヤチェーン 日本向けの小型タイヤに合わせたサイズを新たに開発
同製品は、氷雪路を走行するように考えられた布製のタイヤチェーンで、北米・ヨーロッパでの成功を経て、2019年に日本に初上陸。軽量でコンパクト、装着わずか3分という手軽さながら、数ある布製タイヤチェーンの中でも圧倒的な耐久性を誇り、冬のドライブを支える力強いアイテムとして注目を集めている。
新サイズを開発した経緯は、日本では軽自動車や軽トラック、コンパクトカーを中心に、タイヤ幅145~165、12~15インチといった狭幅の小さなタイヤが広く普及している中、欧米のタイヤを基準に設計された現行型ではタイヤの装着感がややゆったり目になることから、販売代理店においてフィット感の向上が議論されてきた。
そこで同社は、幅の狭いタイヤでの装着感を追求した「日本スペシャルサイズ」を新たに開発、2022年シーズンより日本での独占販売を開始するに至った。
布の裁断パターンを変更してリニューアル 過去製品も継続使用可!


同製品は2022年シーズンより、これまで販売されていた最小サイズ(54サイズ、58サイズ)において布の裁断パターンを変更し、日本スペシャルサイズとしてリニューアル。今回の仕様変更で、よりタイヤにフィットした快適な走行を可能とした。
また、今回の改良では展開サイズの数や適合の変更はなく、これまで販売されていた全てのサイズにおいて、過去に購入した製品は継続して使用することができる。
さらに、同製品はこれまで日本向けに行っていた特別製造(※1)を今後も実施し、高品質で使いやすい商品を今後も提供していくという。
なお、同製品は、原材料価格および物流費の高騰、研究開発のコスト増に伴い、2022年6月1日よりメーカー希望小売価格を改定する運びとなった。
(※1)
・中央ゴム部:他の国・地域向けの商品に比べて高強度のものを使用
・布の接合部の縫合に使用される糸:日本向け商品のみポリエステルの10倍の強度の糸を使用
・パッケージ・日本語による外装、取扱説明書